豪アルミナ、米アルコアによる買収提案に合意

[12日 ロイター] - オーストラリアのアルミニウム大手アルミナは12日、同社を米同業アルコアが株式交換により22億米ドル相当で買収する提案に合意したと発表した。

買収の条件は2月26日に発表された提案の通り。アルコアのウィリアム・オプリンガー最高経営責任者(CEO)は発表時にアナリストに対し、買収によってアルミナは経費を年間1200万豪ドル(793万米ドル)節減できると説明していた。

提案では、アルミナの株主は同社株1株当たりアルコア株0.02854株を受け取る。アルコア株の2月23日の終値に基づけば、アルミナ株は1株1.15豪ドルと評価された計算になる。

アルコアによると、買収が完了した際にはアルミナの取締役はアルコアの取締役に任命されることで両社は合意した。

買収により統合された新会社の株式は、約31.6%をアルミナの株主が、68.4%をアルコアの株主が保有することになる。

アルミナのマネジングディレクターとCEOを含む取締役は、この買収提案より有利な条件の提案がない限り、提案に賛成するよう株主に推奨した。

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