バイデン氏、社会保障でトランプ氏「削減」発言に反発

Tim Reid

[ワシントン 11日 ロイター] - トランプ前米大統領は11日、CNBCのインタビューで社会保障やメディケア(高齢者・障害者向け医療保険)などの「削減」に言及した。これにバイデン大統領が素早く反発し、トランプ氏の選挙陣営が釈明に追われた。

トランプ氏は給付金制度について「削減という点でできることはたくさんある」と語り、不正受給や悪質な管理に対策してコストを削減する考えを示した。

バイデン氏はこの発言に反応し、「私の監視下では(削減は)ない」とX(旧ツイッター)に投稿。

トランプ陣営は「無駄の削減」について話しただけと声明で釈明した。

保守派の多くは給付金制度による財政赤字圧力を理由に削減を求めているが、トランプ氏は削減の議論を回避してきた。

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