サンロッカーズ渋谷の日＝3月6日の熱い1戦！ファンネームも決定【SR渋谷×三河／フォトリポート】

3月6日に行なわれた、B1リーグ第25節・サンロッカーズ渋谷（SR渋谷）×シーホース三河（三河）のゲームをリポート。ホームの東京・青山学院記念館での試合は約1カ月ぶりとなるSR渋谷だが、3月6日＝「サンロッカーズの日」という記念日だけに、どうしても勝利を手にしたい1戦となった。

1Q（クウォーター）、SR渋谷の津屋一球選手、ジョシュ・ホーキンソン選手が3ポイントシュートを決めて16-17、2Qは三河のディフェンスや、けがから復帰したビッグマン・シェーファーアヴィ幸樹選手（三河）らの活躍に苦しみ、得点を重ねられず30-43で後半へ。3Qでは、ホーキンソン選手のダンクと終了直前にアキ・チェンバース選手（SR渋谷）が3ポイントシュートを決め、53-52で最終4Qを迎える。4Qではベンドラメ礼生選手（SR渋谷）の3ポイントシュートなどで差を広げ、71-64でSR渋谷は記念すべき日を勝利で飾った。

試合後、SR渋谷のルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチ（HC）は「すごくタフな試合だった。勝つためにエナジーやインスピレーションが必要だったが、最初は欠けていた。その中でも後半、アプローチをしてしっかり勝った。選手にとってもファンにとっても非常に大きな1勝だった。ハーフタイムに選手たちに『疲れているのは分かっている。しっかり戦うところは戦うこと』と伝えて、インテンシティーを持ってベーシックな部分をやろう、と鼓舞しました」と語った。

三河のライアン・リッチマンHCは「後半、自分たちらしさが出せなかった。ターンオーバーやオフェンスリバウンドなど…やるべきことをやれなかったことが大きい。これから生かせることがある、学びの多い試合でした」と、反省を口にした。

また、ホーキンソン選手は「僕たちにとって重要な試合。前半はフラストレーションがたまる試合でしたが、後半、エナジーを持ってプレーできた点はうれしく思っています。会場のファンの皆さんの存在は素晴らしい存在です。自分の（名前が入った）タオルを持って応援してくださることは、モチベーションがとても上がって感謝しています。あとは結果を出して勝つだけ」と、会見で喜びをにじませた。また試合後のスピーチでは「本日は足元の悪い中…もそうでしたが、逆転勝利でございました！」と笑顔たっぷりに話し、会場のファンを沸かせた。

SR渋谷のホームゲームといえば、ライブさながらの演出も楽しさの一つ。オープニングはアリーナDJ・CREWが会場を盛り上げ、チームマスコット・サンディーがローラーブレードを乗りこなし、オールスタンディングの3800人超の両チームのファンにあいさつ。ダンスがとても上手なサンディーは、2Qの途中でNumber_iの楽曲「GOAT」に合わせてカッコいいダンスパフォーマンスも。ハーフタイムショーにはDリーグのトップダンスチーム・CyberAgent Legitがサンディーと共にパワフルなダンスで魅せた。

試合後には選手たちとのハイタッチもあり、さらにファンネームが「サンロッカーズファミリー」に決定したことも発表された。会場では“ファミリー”が撮った写真の展示会や、選手へのメッセージボード、小さい子どもから大人まで遊べるアトラクションや物販コーナーも充実し、試合前から終了までずっと楽しめる。