堂本剛、真意をファンに説明「アーティスト活動は続けていきます」

<記事提供:COCONUTS>

毎週土曜日の夜10時から放送されているラジオ番組『堂本剛とFashion & Music Book』。

3月9日の放送では、堂本さんが自身の病と向き合いながらアーティスト活動を続けていく上で、変化させなければならない具体的な環境面を明かしたことが話題となりました。

(画像:時事)

■自身の耳の病と向き合いながらのアーティスト活動、堂本剛が明かした苦悩「酷使はしています」

番組には、堂本さんがSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)を退所し、新たな環境に身を置いて音楽活動を続けていくことを決断した際、その背景として言及した耳の病を心配する声が多数届きます。

その中で、聞こえない方の耳をかばおうとしてもう片方の耳を酷使すると、そちらの聴力が落ちてくるという話が話題として挙がりました。

この話を聞いた堂本さんは自身の耳について「酷使はしています。これは仕方がないです。人間誰だって、酷使をしながら生きていますから」と明かした後、「退院した日みたいに、左耳がまったく聞こえなくて、右の方が聞こえてて、左右のバランスがチグハグしてるなっていう感覚も、昔と比べたらあまりなくて。それはやっぱり、体や脳が補っているんだなと思います」と語ります。

一方で、「でも、これは補っているというよりも、酷使している、負荷をかけている部分もあるとは思っています。なので、自分自身も聴力検査をして、『あ、やっぱり変わっていないのか』と落ち込んだりもしますよね。それだけ体っていうのは、聞こえているようにしてもしてくれる。そういう愛情をくれたりするっていうのはあるなとは思うんですけれども」とも話しました。

■耳を労わりながらのアーティスト活動を見据え、堂本剛が変化させなければならない環境面を告白

さらに、「耳を休ませることだ大事だっていうのは、この数年で酷使してきた中で課題だとも思っています」と自身の胸の内を打ち明けます。

「耳を休ませるということは、例えば40分間音を聞いたら、10〜20分程度休んでくださいとは言われます」と前提に触れながら、堂本さんは「ただ、エンターテインメントをやっていく上で、それが成立する時としない時がある。しない時は酷使をしなければならない」と、これまでの事実にも言及。

「ただ、これがどういう環境で酷使をするかにもよるし、どういう音楽をやっているかにもよるし。みなさんには見えないところで言うと、どういう風にイヤーモニターの中で自分の音が聞こえているかとか、僕は右耳だけでずっとやってきているので、酷使をしてしまっているのは事実です」と話した堂本さん。

「こういうイヤーモニターの環境もそうだし、イヤーモニターを作る上での技術者もそうだし、そのイヤーモニターを使いながら現場でPAさんと音作りをしてくれるプロの人たちもそうだし、会場で鳴らす音のデシベルや音量もそうだし、どのスピーカーを使うかとか、こういうことを全部ひっくるめて、自分の環境を大きく変える必要があるという説明をしています」と、「環境を変える」という言葉に込められた具体的な要素にも明かします。

「アーティスト活動は続けていきますので。ここで止まるということは考えていないですし、いつもみなさんに言っているように、1ミリでも前に進むことを考えていますので。その1ミリでも前に進むこと、いろんな場所でエンターテインメントをすること、いろんな場所で音楽を、ミュージシャンを、アーティストをやるということは、自分にとっては耳は大切ですが、労わりながらも前に進む。この環境を手に入れる必要性があるなと」と、今後に向けた自身の耳との向き合い方を語りました。

「自分が指揮をしながら、こういう機材を使いたい、こういう風なセッティングにしてほしい、こういう風な音量にしてほしい、いろんなことを言いながら、自分で監修していく感じですかね。それができる環境に行かなければ、アーティストは続けられないなと思ったし」と話しています。

■堂本剛が堂々の宣言「自分の体は労わりますけど、止まることはしないです」

その後も堂本さんはライブ会場ではステージ上での音とお客さんの耳に届く音の違い、耳栓の質を変えたことなどにも触れ、「まずは大きく環境を変える必要性があるというお話をさせていただいた中に、みなさんには見えない部分、プロの人たちには『そうだよね』と理解される部分と言うんですかね。そこから、根源から環境を変える必要性があると思ったので」と打ち明けます。

続けて、堂本さんは「みなさんが想像する部分ももちろんですが、みなさんが想像するのは難しいかなあという部分もあったりして、そこを全部変えていくことで、自分の体を労わりながら、でも休むとかとどまるとかではなくて、もちろん労わりますけど止まることはしないです」と堂々の宣言。

「人生1度きりですし、自分のアーティスト人生は自分のアーティスト人生ですから。それにみなさんがいろんな思いを寄せてくださることが、僕のエネルギーにもなっています」と話した堂本さんは、「僕を見ながら、色んな思いで生きている人たちが世の中にいるよなってことを何か考えてもらえるきっかけになったらいいかなって、そんな風にも思っています。僕自身もポジティブに前に進んでいきますので、みなさんも今までと変わらず応援してください。みなさん本当にお気持ち寄せていただいてありがとうございます」とファンの方へメッセージを送りました。

ネット上では、一連の話を聞いた上での「そこまで細かく考えて自分の環境を大きく変える、なのね」と納得する声、「剛くんのアーティスト活動を進めていくためにも自分ファーストの環境整備はとても大切!!!」との共感するコメント、さらには「少しでもいい状態でいい環境で活動できるといいな」と今後の堂本さんの活動へのエールなども見られました。

「環境を変える」という言葉では様々な想像ができてしまうものですが、今回の堂本さんのコメントで、なぜ環境を変える必要があったのかを深く理解できた方は多かったのではないでしょうか。

詳しく具体的に説明する堂本さんの姿勢に、ファンへの愛情を感じざるを得ませんでした。

【番組情報】
堂本 剛 とFashion & Music Book
https://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20240309220000

(文:横浜あゆむ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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