【職場の花見実態調査】6割以上が「参加したいと思わない」「花見は仕事」、8割以上が「なくなっていく」

今年は新型コロナが5類移行後初の花見シーズン。職場によっては花見を行うところもあるのでは。キャリアや就職・転職に特化した匿名相談サービス「JobQ」を開発・運営する株式会社ライボの調査機関『Job総研』は、全国20~50代の社会人男女606人を対象に行った「2024年 職場の花見実態調査」の結果を公表。2024年の職場の花見の実施有無(未定を除く)では、「開催なし」が88.7%、「あり」が11.3%となった。

今後職場の花見が開催される場合の参加意欲を聞くと、「参加したいと思わない派」が60.7%で過半数を占めた。内訳は「全く参加したいと思わない」23.4%、「参加したいと思わない」18.0%、「どちらかといえば参加したいと思わない」19.3%だった。参加したくないと回答した368人の理由では「プライベートを優先したい」が51.4%で最多となり、次いで「休日を使いたくない」が47.6%、「気を使うのが疲れる」が40.5%と続いた。

職場の花見に対するイメージを質問したところ、「立ち回りを気にする」が37.3%で最多となり、次いで「新人が頑張る催し」が32.0%、「場所取りに全力を注ぐ」が31.2%となった。職場の花見で「酔っ払う上司」を見た場合の心情を聞くと、「特に気にしない」が34.0%で最多となり、次いで「酔っ払う姿は見たくない」が30.2%、「尊敬が失われる」が17.7%という結果となった。

職場の花見で気にすることでは「場所取り」が41.7%、「立ち回り」が35.6%、「周囲の人からの目」が32.5%だった。同回答者に職場の花見は仕事に入るかについては「仕事派」が60.5%で、内訳は「断然仕事」17.5%、「仕事」12.5%、「どちらかといえば仕事」30.5%となった。

職場の花見への時代的なイメージでは「昭和のイメージ派」が77.1%となり、内訳は「とても昭和のイメージ」28.7%、「昭和のイメージ」24.3%、「どちらかといえば昭和のイメージ」24.1%だった。同回答者に今後の職場の花見の盛衰予想を聞くと、「無くなっていくと思う派」が85.8%と圧倒的で、内訳は「とても無くなっていくと思う」20.6%、「無くなっていくと思う」27.7%、「どちらかといえば無くなっていくと思う」37.5%となった。

路上飲みへの賛否では「反対派」が69.2%で、内訳は「とても反対」20.0%、「反対」17.5%、「どちらかといえば反対」31.7%だった。また、花見時期の路上飲みの賛否を聞くと「許されると思う派」が52.0%で過半数を占め、内訳は「とても許されると思う」8.1%、「許されると思う」11.7%、「どちらかといえば許されると思う」32.2%となった。

(よろず~ニュース調査班)

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