今、知りたい!早く知りたい!「今日からできる花粉症対策」!!

くにまる食堂内で3/5からスタートした「ホクトpresents きのこで菌活~カモン健康!」。きのこを食べて体の内側から「健康」になる方法について、「日頃の生活の中で気になる健康」をテーマに、毎週、その道の専門家に話を聴く。

今週は、総合内科専門医のおおたわ史絵先生に「今日からできる花粉症対策」について聴いた。

野村邦丸「おおたわ史絵さんに伺います。今日からでもできる対策。これどうですか?」

おおたわ史絵「難しいんだけど、基本的には、やっぱり洋服をサラサラしたもの、ニットとかじゃなくて、レインコートみたいなやつが本当は一番いいです。(花粉が)付かないからね。それを外ではたいて入るとか、あとは痒くなっても目を触らない」

邦丸「あれいっちゃうんだよね!」

おおたわ「ダメダメダメ!触ると余計悪くなる。どんどん痒み物質が出てくるので、痒いなと思ったら洗ってしまうとか、目薬をさしてしまうにして、とにかく触らないということですね。あとはお家に帰ったら鼻うがいなんかもいいですし、水蒸気のミストとかお風呂に入ることによって、鼻にたまった花粉とか出しやすくなりますので、それもいいと思います。あとは、意外と知られていないのは食べ物も人間の体を変えていく大きなきっかけになるので、食べ物に意識を向けるというのも私はいいと思いますよ」

邦丸「食べ物?例えば例えば?」

おおたわ「もちろん、それでアレルギーが嘘のようにピタッと止まるかといったら、それは嘘なんだけど、やっぱり皮膚とか粘膜を丈夫にしていくような、ビタミンB群のものをいっぱい摂ってみるとか、あとは免疫を司っているのは実は腸なので、腸内環境の善玉菌を増やしてやるような食べ物を取ってみるとか、いろいろなことをやってみる価値はあるかなと私は思っていて。たとえば、それこそきのこなんていうのは「食物繊維」と「βグルカン」って知ってますか?」

邦丸「よく聞きますよ。最近」

おおたわ「それがいっぱい含まれているわけだ。その「βグルカン」とか「食物繊維」というのは、実はお腹の中の善玉菌を育ててくれるいいエサになってくれるんですね。だから、そのいいものを入れてあげれば腸の中で、善玉菌君たちがすごく頑張って腸内環境が良くなってくるということなんですよ。(きのこに含まれている)「食物繊維」とか「βグルカン」とか「ビタミンB群」みたいなものはすごくいいし、あとは最近の話題だと、IgA抗体((Immunoglobulin A;免疫グロブリンA))ってちょっと難しい名前ですけど、そういう免疫物質がアレルギーをおさえるためには実は有用だよということも最近わかっていて、きのこを食べた人はこのIgA抗体が増えたというデータも論文もあるんだなあ」

邦丸「え、そうなんだ」

おおたわ「だから食べ物は馬鹿にできないよっていう話をしてるわけよ」

邦丸「要するに体の内側ですよね。食べ物は口から入っていくわけだから」

おおたわ「そうです。腸の中でいろいろ変化して、腸が免疫をずいぶん助けてくれるから、腸の調子が良くない人はやっぱり免疫の調子も良くならないわけなんですよ。ということで、食べ物もいいんじゃないかな」

邦丸「おいしく食べて腸内環境を良くしようというのはいいですよね」

さらに、番組前半では根本から花粉症を治療する「舌下免疫療法」についての話も。そちらについては是非タイムフリーで。

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