サムスン、将来のGalaxy Watchで「正方形画面」復活か

Image:Ivan Garcia/Shutterstock.com

ほとんどのAndroid向けスマートウォッチが丸いディスプレイを採用しているなか、サムスンが将来のGalaxy Watchに正方形の画面を採用することを検討しているとの噂が報じられている。

サムスンの未発表製品に詳しいSammobileは、「サムスンがスマートウォッチに四角いデザインを復活させようとしていると聞いた」と主張。このアイディアは社内で熱心に検討されており、丸から四角への切り替えが実現する可能性は非常に高いという。

ここ数年、Wear OSを採用して以降のサムスンはもっぱら丸いスマートウォッチを作ってきたが、過去には角張った製品も手がけていた。初代Galaxy Gear(2013年発売)は正方形であり、Gear Liveも同様である。

だが、早くもGear S2以降は円形のデザインに移行しており、それ以降は直線的なデザインはない。フィットネストラッカーGalaxy Fitシリーズが角張っている(タテ長の長方形)ことから、視覚的に棲み分けして共食いを避けているのかもしれない。

この新デザインが、いつ投入されるのか。次期「Galaxy Watch7」シリーズで実現するのか、それともあと1年は先送りにするのか、現時点で確かなことは分かっていないという。

また、サムスンが正方形のデザインにする理由も不明だ。実はWear OSは正方形のディスプレイにも対応しているが、ほとんどのアプリやサムスンのOne UIスキンさえも円形に最適化されている。

とはいえ、丸い画面は同等サイズの正方形ディスプレイよりも表示面積が狭くなりやすいのは否めない。もしも実現するのであれば、Apple Watchにとって強力な対抗馬になりそうだ。

Galaxy Watch 7シリーズは、スマートリング「Galaxy Ring」と同時に、早ければ7月にも店頭に並ぶとも噂される。サムスンがUnpackedイベントを開催し、次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip6」や「Galaxy Z Fold6」とともにお披露目して(Galaxy Ringは先のMWCで実物を公開済みだが)一挙に発売する展開となりそうだ。

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