「類似のデータと取り違えた」官品パソコンで不許可の「注意のデータ」扱う 3等陸佐を戒告処分=陸自富士駐屯地

陸上自衛隊富士駐屯地は3月12日、官品パソコンでは許可されていないデータを扱ったとして、富士学校に所属する46歳の男性3等陸佐を戒告の懲戒処分にしたと発表しました。

富士駐屯地によりますと、3等陸佐は2023年12月5日、駐屯地内の官品パソコンでは許可されていない「注意のデータ」を扱いました。

自衛隊内の通信状況を監査する部隊が富士駐屯地での「注意のデータ」取り扱い状況を検知して、事案が発覚しました。

3等陸佐は「不許可に該当しない類似したファイル名のデータと取り違えた」などと自身の不注意を認めたということです。

富士学校長の中村裕亮陸将は「所属隊員がこのような事案を起こしたことは誠に遺憾です。隊員個人に対する指導をさらに徹底し、隊員の秘密保全にかかる意識を高め、是正・改善を図ってまいる所存です」とコメントしています。

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