【重版情報】日本語ラップと言語学が韻でつながる? 書籍『言語学的ラップの世界』

東京書籍から2023年11月に発売された書籍『言語学的ラップの世界』の重版が決定した。

本書は言語学の様々な観点から日本語ラップを考察した書籍。著者は日本語ラップを聴きつつ、韻の仕組みを分析する研究を進め、メディアに出演するようにもなった人物・川原繁人。

紙面にはMummy-D(ライムスター)や晋平太、TKda黒ぶち、しあといったさまざまなラッパーも登場する。ストレスが溜まったときでも前向きになれる力をもつという、奥深き日本語ラップの世界を覗き込むことのできる1冊だ。

■著者情報
川原繁人
2002年、国際基督教大学より学士号(教養)、2007年、マサチューセッツ大学より博士号(言語学)を取得。ジョージア大学・ラトガーズ大学 assistant professor を経て、2013年に慶應義塾大学言語文化研究所に移籍。現在、教授。専門は言語学・音声学。近著に『音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む』(朝日出版社)、『フリースタイル言語学』(大和書房)、『なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか?』(ディスカヴァー21)、『うたうからだのふしぎ』(講談社)、『日本語の秘密』(講談社現代新書)など。義塾賞(2022年)、日本音声学会学術研究奨励賞(2016、2023年)を受賞。

(文=リアルサウンド ブック編集部)

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