NYCB、10億ドル増資が完了 株式併合計画を発表

[11日 ロイター] - 経営不安に見舞われている米地銀ニューヨーク・コミュニティ・バンコープ(NYCB)は11日、投資家連合と先週合意した10億ドルの増資を完了し、普通株式3株を1株に併合する案を株主に提示すると発表した。

元財務長官のスティーブン・ムニューシン氏を含む投資家連合から資本を受け入れることを受け、トランプ前政権で通貨監督庁(OCC)長官を務めたジョセフ・オッティング氏がNYCBの最高経営責任者(CEO)に指名された。

NYCBによると、新取締役としてオッティング氏、ムニューシン氏、ミルトン・ベルリンスキー氏、アレン・プワルスキー氏が加わる一方、取締役会のメンバーは10人に減った。

NYCBの株価は、11日引け後の時間外取引で5.8%上昇した。

NYCBは株式とワラントによる資金調達を計画していると表明。投資家は今回の資金調達後、完全希薄化ベースでNYCBの約39.6%を所有することになるという。

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