ドローンによる医療機器配送実証実験 2日目は無事静岡市から沼津市に配送成功 静岡県

静岡市から沼津市まで、駿河湾を小型の無人航空機=ドローンで越えて、医療機器を配送する実験が行われました。

この実証実験は、静岡県が無人航空機や車など、次世代エアモビリティ産業の創出に向け、事業を進めているなかで、医療機器の長距離輸送のビジネスモデル確立を目指した取り組みです。

7日は沼津市を目指して一度は離陸したものの、風と寒さで想像以上にバッテリーを消耗し、実験は中断。

一夜明けて8日午前11時。

沼津市戸田の上空にはドローンの姿が。

静岡市からおよそ30km離れた沼津市戸田まで無事、駿河湾を超えて30分程度で到着しました。

医療機器を手にした担当者は・・・

協和医科器械株式会社 営業部 真野晟亜さん:
「災害時に陸路も海路もなくなってしまった時に、空を使い医療を止めないという事が、一番期待できるかなと思っています。先日の能登地震の際も、物資の運送に困ってしまったと思うので、伊豆地区が災害で孤立してしまっても、ドローンを使い空を使って物を届けるのを進めていってほしい」

県は今後実験結果を踏まえて、メーカーと機体開発を進め、商品化を目指すということです。

© 静岡朝日テレビ