祈りの灯火、3月11日に思いはせ 盛岡各地で点灯

灯籠の優しい光を見つめる(左から)久慈隆男さん、悠人君、心晴ちゃん

 祈りの灯火(ともしび)2024~記憶を語りつぐ日~(盛岡広域首長懇談会主催)は11日、盛岡市内丸のもりおか歴史文化館前広場などで行われた。市民らが東日本大震災犠牲者の冥福を祈り、あの日に思いを巡らせた。

 午後5時に広場で点灯式を行い、市民や学校、県外などから寄せられた計1万個の灯籠に火がともされた。「あの日を忘れない」「笑顔の花が咲きますように」などのメッセージが浮かび上がり、会場は優しいオレンジの光に包まれた。

 中津川河川敷や東大通商業振興会の各店舗前、県営南青山アパートでも行われ、全会場で計1万1千個の灯籠がともされた。

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