「患者が自宅に帰る足がないと言って、病院の車いすに乗って帰ろうとしている」救急外来で受診、看護師に暴行 無職の男(57)を逮捕

看護師の両腕を強くつかみ、両前腕掻創の傷害を負わせたとして12日、無職の男が出雲警察署に逮捕されました。

傷害の容疑で逮捕されたのは、島根県出雲市に住む無職の男(57)です。

調べによりますと、男は去年12月10日午前2時52分頃、出雲市内の病院で、男性看護師(30代)の両腕を強くつかむ暴行を加え、ひっかき傷を負わせた疑いが持たれています。

事件直後、病院関係者から「患者が自宅に帰る足がないと言って、病院の車いすに乗って帰ろうとしている。看護師の名札や服を引っかいたりしている」と110番通報があり、関係者への事情聴取や防犯カメラなどの捜査を行った結果、男の犯行が確認できたとして、12日逮捕しました。

調べに対し男は「間違いありません」と容疑を認めています。

男は救急外来で受診し、治療を受けた後、トラブルになったということで、当時男は飲酒していたとみられるということです。

事件の詳しい経緯や動機などについては、出雲警察署が調べています。

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