日本テレビ系連続ドラマ「新空港占拠」（土曜午後10：00）は、3月16日の放送で最終回。クライマックスを目前に控え、ソニン、ぐんぴぃ（春とヒコーキ）、平山浩行、竹内まなぶ（カミナリ）、サーヤ（ラランド）、岩瀬洋志がクランクアップを迎えた。
「新空港占拠」は、神奈川県警捜査一課強行犯係の刑事・武蔵三郎（櫻井翔）が、突如発生した面をかぶった武装集団による占拠事件の解決と人質の救出に奔走するタイムリミット・バトル・サスペンス。物語の舞台は、前作「大病院占拠」から1年後。神奈川県初の国際空港・かながわ新空港という架空の空港が獣の面をつけた武装集団に占拠され、武蔵は制限時間の1日での人質救出に挑む。
前作から続けての出演となり、神奈川県警刑事部捜査一課特殊班（SIS）の管理官・和泉さくらを演じたソニン。また、神奈川県警捜査支援分析センター（KSBC）の情報分析官・志摩蓮司役のぐんぴぃ。2人は、現場指揮本部で撮影を終えた。
それぞれ花束を受け取ると、ぐんぴぃは「前作『大病院占拠』から続いて出演させていただきました。前作が終わった時は、もう正直、スタッフさん、演者の皆さんと二度と会わないんだろうなと思ってたんですけど…（笑）。でも、またお会いできてうれしかったです。また続編もあるんじゃないかっていう気もしてます！…出していただける保証もないですけども…（笑）。いつか悪者というか…悪役とかもやれたらいいなと思ってます！ ぜひよろしくお願いします！」と、今後へのアピールを交えながらコメント。
そして、同じく花束を受け取ったソニンは、花束に添えられたスタッフからのメッセージカードを見て「泣ける…」とぽつり。「泣く予定じゃなかったのに～！」とこみ上げてきた思いをこらえつつ、「すごく愛情いっぱいの現場でした。とにかく『大病院占拠』の続編がやれるってことが本当にうれしくて…。今回は今回で新しい壁もあったんですけれども、スタッフ、出演者の皆さんの情熱に背中を押されてここまでこられたと思っております」と撮影期間を振り返った。加えて「次のまた新しいシリーズがあるかは分かりませんけど…（笑）、もしあったなら、またさくらを演じられることを目標に、これからも精進していきたいと思います。残りまだ大変な撮影があると思いますので、最後まで駆け抜けられるように家で祈ってます！ ありがとうございました！」と、最後は明るい笑顔でスタッフを激励した。
一方、武装集団「獣」のメンバー役で登場した、“虎”丹波一樹役・平山、“馬”堀江海斗役・竹内、“牛”掛川瑠美役・サーヤ、“猿”丹波直樹役・岩瀬の4人も、花束を受け取ってそれぞれの思いを口にした。
竹内は「最初相関図をもらった時に、僕だけ誰からも矢印が伸びてなくてすごい不安だったんですけど（笑）、でも皆さんと深い絆を深めることができて本当によかったです。あと、実家の両親だったり、うちの妻だったりがすごい喜んでくれてて、本当に家族孝行できたなって思ってます（笑）」と身内から好反応だったことを明かす。
サーヤは「今までやってきた役とは全く違う役で、ちょっと大丈夫かなと思っていたんですけど、ちょっと自分の新しい部分を知ることができて、本当に貴重な機会になりました。これを機に感電させる役が増えたらいいなと思ってますね（笑）」と感想を述べた。
岩瀬は「本当に今回の作品を通じて、自分の中では学ぶことがすごく多くて…いろんなスタッフさんだったり、俳優部の先輩方が優しくいろいろ教えてくださったことに感謝しかないです。役を通して学んだことや、考えたことをこれからの役者人生に生かしていけたらなと思っています」と、今後の活動につながる出演となったことを報告。
そして、前作では警察側として、今回は武装集団「獣」側として登場した平山は、「獣側も悪くなかったなと」とニヤリ。緊迫した雰囲気の本編とは打って変わって、笑顔でラストを迎えた。
最終回。「全員、皆殺しだ」――暴走を始めた“鼠”新見大河（ジェシー）は、空港から人質全員を奪って逃走した。SAT隊員が獣たちを次々と制圧していく中、“龍”駿河悠月（高橋メアリージュン）は隙を見て空港を抜け出し、大河の後を追う。武蔵は「新見大河はどこに逃げた!?」と身柄を拘束した獣を問い詰め、大河の行き先と目的を聞き出して絶句する。大河が空港占拠に加担した理由、武蔵の妻・裕子（比嘉愛未）を拉致した本当の狙い、そして用意された最悪の結末…。すべてを知った武蔵は大河の危険な計画を食い止めるべく、横浜署の刑事・本庄杏（瀧内公美）と共に現場へ向かい、最後の戦いに挑む。
一方、さくらは、人質全員の命を守るため、意を決してある人物に救いを求める。大河が暴こうとしている最後のうそ、真の山猫の正体とは!? 獣たちの願い、武蔵と大河の死闘、そして、最後に訪れる衝撃の十数秒――。ついに運命の最終回がやって来る。
