新幹線への「特大荷物」の持ち込みは専用座席の予約が必要
特大荷物を持ち込める専用座席は、「特大荷物スペースつき座席」と「特大荷物コーナーつき座席」です。
「特大荷物スペース」は、車両最後部にあり、3辺合計250センチメートル以内の荷物を収納できます。「特大荷物コーナー」は、対象座席の最寄りのデッキに設置されていて、収納できる荷物のサイズは上段と下段でそれぞれ以下の通りです。
__●上段:80センチメートル以内×60センチメートル以内×50センチメートル以内の荷物
●下段:80センチメートル以内×60センチメートル以内×40センチメートル以内の荷物__
これらの専用スペースは予約した方のためのもので、予約のない乗客が自由に利用することはできません。なお、予約なしで特大荷物を持ち込んだ場合は、手数料として1000円がかかり、乗務員が指定する場所へ荷物を収納します。
ベビーカーは予約なしで持ち込み可能! 置き場はどうする?
ベビーカーは、3辺が160センチメートル超でも予約不要で持ち込めます。スポーツ用品・楽器・娯楽用品・車いすなども、予約不要です。
ベビーカーを新幹線に持ち込む際は、サイズにもよりますが、足元に置いておくか座席上の荷物棚に収納できる場合もあるでしょう。車両の最前部座席は座席前が少し広くなっているため、ほかの座席と比較してベビーカーを置きやすい座席であるといえます。
「特大荷物スペース」「特大荷物コーナー」は予約した乗客の専用スペースであるため、ベビーカーを置きたい場合は、予約をする必要があります。
予約した特大荷物スペースにほかの乗客から「ベビーカーを置きたい」と言われたら?
ベビーカーは予約をしなくても新幹線に持ち込めますが、車内が混み合っていて置き場に困ることも考えられます。そのような場合に、「特大荷物スペース」に置きたいと考える方もいらっしゃるでしょう。
自分が予約しておいた特大荷物スペースに、ほかの乗客から「ベビーカーを置きたい」と言われた場合はどうすればいいでしょうか。
特大荷物スペースは、予約した乗客の専用スペースで、予約者同士で譲り合って利用する決まりになっています。ほかの乗客が利用することはできず、仮に譲ったとすると、自分の荷物が置けなくなると困ってしまいます。このような場合は、乗務員に相談することが無難でしょう。
なお、特大荷物スペースに持ち主不明のベビーカーが置かれているケースも考えられます。勝手にどけてしまうとトラブルに発展する可能性があるため、手を触れずに近くの乗務員に知らせましょう。
特大荷物スペースの利用は事前予約が必要! 困った時は乗務員に相談しましょう
新幹線に特大荷物を持ち込む場合は、専用座席を予約する必要があります。予約した乗客は、特大荷物スペースや特大荷物コーナーを利用できます。ベビーカーは予約なしで持ち込めますが、特大荷物スペースに置きたい場合は、予約が必要です。
繁忙期など車内が混雑している時は、荷物を置く場所に困るケースが考えられます。新幹線に持ち込める荷物や荷物を置く場所についてはルールがありますから、困った時は乗務員に相談するといいでしょう。
出典
[西日本旅客鉄道株式会社 JRおでかけネット
新幹線への「特大荷物」の持ち込みについて](https://www.jr-odekake.net/railroad/service/baggage/)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー