パラシュート降下訓練を計画 嘉手納基地で4カ月連続 嘉手納町議会「常態化している」と反発

(資料写真)米軍嘉手納基地

 米軍が14日午後3時半~5時にかけ、米軍嘉手納基地でパラシュート降下訓練を計画していることが分かった。米連邦航空局の航空情報(ノータム)に掲載された。実施されれば、同基地での降下訓練は昨年12月から4カ月連続となる。訓練に反対している地元の嘉手納町議会は、同基地での降下訓練が「常態化している」と反発している。基地周辺自治体と県は同基地で訓練しないよう求めている。

 自治体によると12日昼ごろ、沖縄防衛局から情報提供があった。降下する人数や使用機体など詳細は分かっていない。

 降下訓練は原則として伊江島補助飛行場で実施することになっているが、米軍はこれまで同飛行場の滑走路の不具合などを理由に嘉手納での訓練を「例外」として実施している。

 5日に同飛行場の滑走路の状況を視察した県によると、全体で劣化が進み、所々陥没するなど固定翼機の離着陸には適していない状態だったという。

© 株式会社沖縄タイムス社