オープン3年、本と人をつなぐ場「蔵と書」(新潟出雲崎町)の軌跡を一冊に 出版へクラウドファンディング、3月24日まで

お客さんと話す石坂優さん(右)=2023年12月12日、出雲崎町尼瀬の蔵と書

 新潟県出雲崎町地域おこし協力隊の石坂優さん(31)が、出雲崎町で運営する本と人をつなぐ場「蔵と書」(尼瀬)の軌跡をまとめ、本を出版しようと、クラウドファンディング(CF)で資金を募っている。

 石坂さんは、地域おこし協力隊として2020年7月に着任し、「本屋のない町に本を」をコンセプトに20年12月に「蔵と書」をオープンした。開店から3年がたち、24年6月に協力隊の任期を迎えることを踏まえ、これまでの活動をまとめようと考えた。

 本は石坂さんが執筆し、イラストや写真などを交えた100ページの予定。目標金額は85万円で、完成した本としおりが届く3500円のプランや、新刊の本の他に石坂さんが選んだ本が届く1万円のコースなどもある。

 本の制作料と手数料に充てる。石坂さんは「蔵と書に携わってくれた一人でも多くの人に本を届けたい」と話している。寄付はサイト「CAMPFIRE」から3月24日まで。

© 株式会社新潟日報社