2023年8月から国際宇宙ステーション（ISS）に長期滞在している、古川 聡（ふるかわ さとし）宇宙飛行士が地球に帰還する――。
JAXA（宇宙航空研究開発機構）とISS（国際宇宙ステーション）が2024年3月12日に発表した。ISSからの離脱は12日の深夜（日本時間）に完了しているといい、地球帰還（着水）の予定時間は18時35分頃。帰還（着水）場所は、米フロリダ沖となる。
「JAXA公式You Tubeチャンネル」では生中継
古川さんはクルードラゴン宇宙船運用7号機に搭乗し、2023年8月から、ISSに長期滞在していた。
「古川宇宙飛行士ISS長期滞在ミッション特設サイト」の中で示されている「滞在中の主な『きぼう』（※）利用ミッション」や「古川聡宇宙飛行士ISS長期滞在ミッション」などによると、古川さんはJAXAの地上スタッフと連携して、「細胞の重力センシング機構の解明」、「超小型衛星放出ミッション」、「微小重力環境を活用した立体臓器創出技術の開発」などのミッションに従事した。（※）「きぼう」は、日本の宇宙実験棟でISSを構成する部位の1つ。
Xでは「お疲れ様でした」「無事にご帰還されるのを祈ってます！」「たくさんの美しい地球の写真を見せていただきありがとうございました」などの温かいメッセージが届いている。
なお、古川さんの地球帰還（着水）の様子は、「JAXA公式You Tubeチャンネル」を通じて、2024年3月12日18時20分スタートで生中継するという。終了予定は、19時50分頃。
