結婚相手の男性には、「最低でも300万円の貯金」があってほしいです。高望みでしょうか?

結婚前にパートナーの貯金額が気になった人の割合

相手の金銭感覚も分かる貯金額は、実際にいくらなのか興味があるものです。

株式会社アミーゴが運営する「いつのマニー」が実施した「結婚前の貯金額に関する意識調査」では、結婚相手の貯蓄額が気になった割合について、表1の結果が発表されています。

表1

※株式会社アミーゴ「【結婚前の貯金額に関する意識調査】既婚者500人アンケート調査」を基に筆者作成

結婚相手の貯金額が気になった女性の割合は約62%であるのに対して、男性は約35%と、大きな差が見られます。男性よりも女性のほうが、相手の貯金額が気になるようです。

女性は結婚後に、出産や育児によって仕事を辞める可能性があります。そのため、相手の経済力がどれくらいであるかを、前もって知っておきたいと思うのかもしれません。

結婚相手がいくら貯金しているのかが気になった理由

次に、結婚相手がいくら貯金しているのかが気になった理由を見てみましょう。同調査では、以下のような声が聞かれました。そのうちの上位4位をご紹介します。

__●1位:少ないと生活が不安(100人)
●2位:相手の人柄・経済状況を知りたい(87人)
●3位:結婚にお金がかかるから(49人)
●4位:自分に貯金がなかったから(23人)__

貯金が気になった理由で最も多かったのは「少ないと生活が不安」という意見でした。

「少ないと生活が不安」と答えた方の中には、「お金が全てではないが、貯金が全くない状態では生活が苦しい」という意見もあり、将来の生活を考えるうえで、ある程度の安定した収入があるかどうかは、重要なポイントだといえるでしょう。

結婚したときの平均貯金額

結婚前から相手の貯金額が気になった方は、半数ほどいることが分かりましたが、実際に結婚したときには、いくらお金があったのかを見てみましょう。

同調査によると、結婚したときの平均貯金額は、男性が約439万円、女性が約276万円でした。貯金が300万円以上あった男性は32%ほどでした。

今回のように、女性が結婚相手対して300万円の貯金を望んだとしても、男性の平均額は約439万円ですので、高望みにはならないでしょう。

男性が結婚するときの平均貯金額は約439万円

今回の結果から、300万円以上を貯金している男性は約3割いることが分かりました。理想の暮らしを実現するには、ある程度は、パートナーの貯蓄額を知っておくことは大切です。

お金がすべてではありませんが、今後のライフイベント考慮すると、計画的に貯金しておく必要があるでしょう。

出典

株式会社アミーゴ いつのマニー【結婚前の貯金額に関する意識調査】既婚者500人アンケート調査

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

© 株式会社ブレイク・フィールド社