のとじま水族館のジンベイザメ 地震直後は生きていたが…

2024年元日、能登半島を襲った大きな地震。3月12日の「くにまる食堂(文化放送)」では、文化放送の坂口愛美アナが、この地震で2匹のジンベイザメを失ってしまったのとじま水族館の広報、高橋さんに直接話を伺った。

邦丸「地震がおさまった後の水族館の被害はどの程度あったのでしょうか?」

~収録音源~

高橋「建物の中に入れたのは数日経ってからだったかと思います」

坂口「はい」

高橋「一応電気は通っていましたので、ろ過する循環のポンプは全部ではありませんが、一部稼働している状況でした。水槽が割れたりだとかは、あまりなかったので思っているよりはマシな状態でした」

坂口「はい」

高橋「ですが、ジンベイザメの水槽を見に行ったら、恐らく配管の破損で館内に水がだいぶ漏れている状態で水位が下がっていました。循環するポンプも漏電の影響で止まっていて回せなかったので、この先どうなっていくのかと心配な状況でした」

坂口「2匹いたんですよね」

高橋「はい、そうです」

坂口「その時は2匹とも生きていた?」

高橋「最初見た時は通常通り泳いでいました」

坂口「そこから日が経つにつれて徐々にっていうことでしょうか?」

高橋「徐々に水質が悪くなり、水温が下がっていき、その時できる手立てはほぼない状態でした」

~収録音源ここまで~

邦丸「のとじま水族館の人気者、ジンベイザメのハクとハチベイ。水族館のスタッフが入っていった時、様子はおかしかったけれど、まだ生きていた。何とか生かしたいと懸命に努力したのですが、最終的にはジンベイザメのハクとハチベイは帰らぬサメとなってしまいました」

番組では、この他にも地震直後ののとじま水族館の様子を伺っています。もっと聴きたいという方はradikoのタイムフリー機能でお楽しみ下さい。

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