中国国家能源集団新疆能源、石炭の他地域輸送量 2月は過去最多

中国国家能源集団新疆能源、石炭の他地域輸送量 2月は過去最多

新疆ウイグル自治区ハミ(哈密)市にある貨物輸送センターで、石炭をトラックに積み込む作業員。(資料写真、ウルムチ=新華社配信)

 【新華社ウルムチ3月12日】中国エネルギー大手、国家能源集団傘下の新疆能源はこのほど、新疆ウイグル自治区から国内他地域への石炭輸送量は2月が152万3200トンで、単月として過去最多を更新したと明らかにした。1~2月の累計は前年同期比76.6%増の297万4400トンとなった。

 2023年の他地域への石炭輸送量は前年比8.0%増の1億1千万トン以上に上り、自治区から港湾までの石炭の平均輸送時間は6日に短縮された。自治区は道路輸送方式の開拓に力を注ぎ、石炭を他地域に輸送したトラック台数は年間で延べ10万台以上に上り、輸送量は350万トンを超えた。

 国家能源集団は現在、一体型運営の強みを生かし、東は甘粛省・青海省・寧夏回族自治区、南は雲南省・貴州省・四川省に通じ、遠く渤海湾に至るに複数の輸送ルートを開拓し、全国の16省・自治区・直轄市をカバーする。石炭を他地域へ輸送する重負荷鉄道の建設を積極的に進め、新疆産石炭が全国一体型の供給保障に溶け込むために新たな推進エネルギーを与えている。

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