AIが適切な運行ルートを判断 宮城・岩沼市で乗り合いバスの運行が始まる

AI=人工知能を活用した乗り合いバスの運行が、宮城県岩沼市で本格的に始まりました。AIが選んだ適切なルートを通ることで、効率的な送迎を可能にします。

12日から本格運行が始まったのは、岩沼AI乗合バスです。

岩沼市では4月から赤字の路線バスが減便されることなどから、新たな乗り合いバスの実証実験が行われてきました。

新たな乗り合いバスは9人乗りの車2台を使い、市民や会員登録した人が岩沼市各地に設けられた109カ所のポイントから乗り降りする場所をスマホアプリや電話で予約します。

複数の利用者を効率的に送迎するため、予約状況に応じて適切なルートをAIが判断します。

佐藤淳一岩沼市長「高齢者の利用に加え、これまで地域公共交通を利用していなかった新たな利用者層を取り込むことで、将来にわたり持続可能な地域公共交通体系を確立したいと考えております」

岩沼AI乗合バスの運行は平日のみで運賃は一般が300円、小中学生と70歳以上が150円です。

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