TVアニメ『薬屋のひとりごと』とタイアップ、「電子処方箋」の普及啓発を図る

厚生労働省は、「電子処方箋」の普及広報を図るべく、日本テレビ系列で放送中のTVアニメ『薬屋のひとりごと』とタイアップし、普及啓発ポスターを作成した。特設サイトや公式Xアカウントを通じて「電子処方箋」の普及を目指す。

「電子処方箋」の普及に向けて「薬屋のひとりごと」とタイアップ

2023年秋開始・2クール連続放送の『薬屋のひとりごと』とタイアップ

「電子処方箋」は、紙で発行していた処方箋を電子化することによって、同じ成分の薬を複数の医療機関・薬局から処方され服用すること(重複投薬)や、飲み合わせの悪い薬の組み合わせ(併用禁忌)などを医療機関・薬局が発見しやすくするとともに、患者にとってもより安心安全に薬を服用できるようになる仕組み。

電子処方箋に対応した医療機関・薬局は、厚生労働省のウェブサイト(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/denshishohousen_taioushisetsu.html)から検索できる。

『薬屋のひとりごと』とのタイアップポスター(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

啓発ポスターは、医療機関や薬局に掲示するほか、公共交通機関の広告としても掲示予定だ。一例として、厚生労働省の公式Xアカウントによると、3月17日まで東京メトロの17駅でデジタル広告を掲示しているという。また、厚生労働省の広報誌『厚生労働』2月号では、表紙に『薬屋のひとりごと』の主人公である猫猫(マオマオ)が登場。TVアニメ版で猫猫役を務める声優・悠木碧さんのインタビューも掲載している。

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