中学生が殴られ腎臓損傷 兵庫・西脇、いじめ重大事態認定

 兵庫県西脇市立中で昨年7月、3年の男子生徒が同級生から殴られ腎臓を損傷するなどの重傷を負った事案があり、市教育委員会がいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に認定していたことが12日、市教委への取材で分かった。専門家らによる調査委員会が設置され、今月中に報告書をまとめる予定。

 市教委によると生徒は昨年7月6日、休み時間に教室や廊下で同級生の男子生徒に脇腹や背中を複数回殴られたり、体を床にたたきつけられたりし、腎臓などに数カ月のけがを負った。

 生徒間の口論がきっかけで、日常的ないじめはなかったとみられる。被害生徒は病院に搬送され入院したが退院し、昨年9月から登校している。

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