新作早くも10万再生「日光隠れすぎ遺産」 U字工事などコラボのユニーク動画、予想以上の好評

2月下旬に公開された「日光隠れすぎ遺産」第3弾動画の撮影風景(市秘書広報課提供)

 日光市が市内の新たな魅力を発掘しようと取り組んでいる「日光隠れすぎ遺産」の動画が好評を博している。2月下旬には本県出身のお笑いコンビ「U字工事」の動画投稿サイト「ユーチューブ」公式チャンネルで3弾目となる新作もリリースされ、公開から10日間余りで合計10万回以上、再生された。市の担当課は「予想以上に注目いただいている」と驚きを隠せないでいる。

 動画は一般的な観光名所以外の場所にも光を当てる市のブランディング事業「NEW DAY,NEW LIGHT.日光」の一環として作成。市が民間企業に制作などを委託し、現在は市とのコラボ動画として芸人の公式チャンネルで公開されている。

 2023年3月公開の第1弾動画は、お笑いコンビ「銀シャリ」ユーチューブ公式チャンネルで10万回以上の再生数に。同年6月に第2弾動画として公開されたU字工事公式チャンネルでも約25万回の再生数に達している。

 2月下旬公開の第3弾となる動画は、前後編各30分超の2本で構成。U字工事の2人が地域で愛される飲食店の絶品グルメのほか、授業中にギャグをする豊岡中の先生、南原小にある珍しい「座っている二宮金次郎像」など、一風変わった人や場所を訪ねるユニークな内容となっている。

 「隠れすぎ遺産」は市内の小中学生から事前に応募を受け付けた上で、動画での紹介内容を決めている。第1弾、2弾を作成する際には合計1500件の応募があったが、第3弾では1800件以上の応募があったという。

 市秘書広報課は「情報発信はもちろんのこと、子どもたちが自分たちの身近な地域資源を見つめ直す、良いきっかけになっているのではないか」としている。

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