エリック・カルメン、死去

「All By Myself」「Hungry Eyes」などのヒットで知られるシンガー・ソングライターのエリック・カルメンが、74歳で亡くなった。

彼の妻、エイミーさんが3月11日、カルメンの公式サイトを通じ、「私たちの大切で愛しい、才能に溢れたエリックが、週末、睡眠中に息を引き取りました」と、訃報を伝えた。

1949年、米オハイオ州で誕生したカルメンは、1970年に、後にパワー・ポップの元祖と評価されるラズベリーズを結成。「Go All The Way」「Overnight Sensation (Hit Record)」などがヒットした。

70年代半ばにバンドが解散してからはソロ活動を始め、「All By Myself」「Never Gonna Fall In Love Again」「Hungry Eyes」「Make Me Lose Control」等、さらなるヒット曲を生み出した。

カルメンは、2004年にラズベリーズを再結成したとき、「僕らのファンは世界一だ。彼らは僕らを死なせない」「僕らの音楽はずっと生き続けてきた」と、『Classic Rock』誌に話していた。

エイミーさんは、「長年に渡り、彼の音楽が多くの人々の心に触れてきたと知るのは、彼に素晴らしい喜びをもたらしました。彼のレガシーが永続するであろうことも」と、綴っている。

Ako Suzuki

© JAPAN MUSIC NETWORK, Inc.