本音の引き出し方

大人になると建前が増えて相手の本音がどこにあるのか見えづらくなる。3月12日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部(文化放送)」では、本音を引き出す方法について議論してみた。

西川「会社の上司とかとの個人面談の時、話したいことが話せない状況があるんですって」

大島育宙「本音を話すためにセッティングされてる場所なのに話せないのは何故なのか」

西川「職場のちょっとした悩みとか嫌な上司がいるとかを言えない状況なんでしょうね。上司もそれを汲み取りたいと思って、こういう場を設けているのに本音が引き出せない」

バービー「その時間を取ってる意味が全然ないですよね」

大島「むしろ建前を上塗りしちゃうような場になってる場合もあるんでしょうね」

西川「本音を引き出すためには、ある程度の自己開示は必要だと思います」

大島「自己開示する上で、自己開示するのがリスクじゃないんだよっていうことを制度として作らなくちゃいけないですよね。例えばハラスメントされましたっていう相談って、ある種の本音ですよね。だけど、ちょっと前だったらそれを言うシークレットの窓口っていうのが組織の中で準備されてなかったわけですよね。それを言うと『あいつ面倒くさいヤツ』っていうレッテルを貼られて、その後の進路にも響くみたいなことがあったわけですよね。でも今は裏側から『これってハラスメントだと思うんですけど、どう思いますか?』って専門家に相談できる窓口がちゃんとした会社だと絶対用意されてる。それって本音のルートが増えてるってことになりますよね。一方向しか本音のルートがないと、そこがはき出し口としてフィットする人としない人がいる。相性の問題でその人の働き方が完全に変わってしまうことがあるから本音を出す場所の選択肢がないと結局は辛いですよね」

西川「なるほど、なるほど」

大島「面談をどうしたらいいのかわからないですけど、ある程度、任意の要素を作らないと本音は出ないですよね。そこで何人か人事の人を指名制みたいにすると、人事の人気投票になるので、それはそれで地獄が生まれる」

バービー、西川「(笑)」

番組では、この他にも“本音の引き出し方”についてマジメに議論しています。もっと聴いてみたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。番組の「今日のクリエイティブ」のコーナーでお伝えしています。

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