「となりのナースエイド」主演・川栄李奈が高杉真宙、水野美紀らのねぎらいの言葉に涙のクランクアップ

日本テレビ系連続ドラマ「となりのナースエイド」(水曜午後10:00)の3月13日放送・最終回を前に、主演の川栄李奈をはじめ、共演の高杉真宙水野美紀矢本悠馬吉住のクラックアップコメントが公開された。

「となりのナースエイド」は、現役医師のベストセラー作家・知念実希人氏による同名小説を原作とした、一癖も二癖もある病院ライフエンターテインメント。バナナマンや東京03をはじめ数多くの芸人と共にコントを作り上げ、人気ドラマの脚本も手掛けるオークラ氏が脚本を担当している。

ある秘密を抱えつつも、明るく猪突猛進型、患者の心に寄り添い過ぎるほど寄り添う新米ナースエイド(看護助手)の主人公・桜庭澪を川栄が演じ、澪と時にぶつかり合い、時に認め合い、まるでコインの表と裏のような存在になっていく天才医師・竜崎大河役を高杉が務める。そして、澪の同僚役を水野、矢本、吉住が演じている。

クランクアップの場所となったのは、最終回の緊迫のシーンの舞台となる手術室。

「となりのナースエイド」で初の本格的な連ドラ出演を果たし、ちょっぴりひねくれ者の小野夏芽を演じて話題となった吉住は、「3カ月間、スタッフさんそしてキャストの皆さんお疲れさまでした。仲間に入れていただいてありがとうございました。もし別の現場でご一緒したら『自主練しようよ』って声かけてください」とコメント。共演シーンの多かったナースエイドのチームと共に和気あいあいと過ごし、3人の演技の大先輩たちと撮影の合間に芝居を合わせていた「自主練」が思い出に残ったようだ。

澪に片思いしながら、どんどんナースエイドとして誇りを持ち成長していった菊池相馬役の矢本は、現場のムードメーカーだった。「ナースエイドは人に寄り添って心のケアをするということで、僕たちは結束して現場を巻いて、皆さんを早く家に帰して心のケアをしたいということで、みんなで頑張りました!」と言って、笑顔で最後まで盛り上げた。

澪の心強いナースエイドの先輩として、また、心(しん)の強い母として、存在感を放つ片岡晴美に扮(ふん)した水野は、「主演の川栄ちゃんは、ずーっと出ずっぱりで本当に大変だったと思うけど、引っ張ってもらいました。最高の座長でした。お疲れさまでした」と、主演の川栄を温かくねぎらい、こらえていた川栄の目にも涙が。水野はさらに「私たちナースエイドも、最終話でこれまでにない形で澪や大河を助ける大活躍をし、達成感でいっぱいです!」と続け、最後までこのナースエイドチームが活躍することもアピールした。

そして、クールなイケメン天才外科医で、私生活はちょっぴり突っ込みどころのある大河を好演した高杉は、「竜崎大河を3カ月間演じることができてうれしかったです。スタッフさん、キャストの皆さん、多くの方々に助けられてこの竜崎大河という人物を作ることができました」と感謝を伝え、「特に主演の川栄さんは本当に本当に大変だったと思います。素晴らしいすてきな座長だと僕も思います。多くのシーンをご一緒しましたが、本当に助けられました。お疲れさまでした」と、水野に続き川栄に言葉をかけた。

高杉の言葉でさらに涙が止まらない川栄は、「前向きばか」と言われるほど明るいけれど、悲しい過去と大きなトラウマを抱えるナースエイド・澪を、時に軽やかに、時にシリアスに演じ、本作がゴールデン・プライム帯の連ドラ初主演ながら、初回からその高い演技力で視聴者を魅了し続け、座長としても明るく仲間を盛り上げて走り切った。

およそ6年ぶりの共演だった高杉からもねぎらわれ、あふれた涙をぬぐうと「お疲れさまでした! 本当に3カ月間ありがとうございました。すごく楽しくて…楽しい思い出しかないほどに、楽しく最後まで撮影することができ、心から達成感でいっぱいです。スタッフの皆さんは疲れている日もあったかと思うのですが、いつも笑顔で迎えてくださってありがとうございました」と、まずはスタッフに思いを伝えた。

そして、笑顔も見せながら、共演者たちに「ナースエイドのみんなは裏でずっと楽しくおしゃべりしていて、でも本番になったら全員がしっかりと自分の仕事を全うする。その姿を近くで拝見でき、たくさん学ばせてもらい、いい経験になりました。毎話のゲストの方々はじめ、今この場にいらっしゃらないキャストの皆さんも、ドラマにいい刺激をくださる、個性豊かな俳優さんばかりでした。皆さんと一緒に作品を作っていけたこと、本当に貴重な経験だと思います」と俳優陣にも感謝。

特に、バディとして最も共演シーンが多く、ナースエイドチームの面々など、先輩俳優からもかわいがられていた高杉に対しては、「真宙くんは(およそ6年ぶり)2回目の共演だったんですけど、真宙くんの優しさと温かさと変てこな部分ですごく現場がなごんで、本当に感謝しています」と語り、「スタッフの皆さん、キャストの皆さん、本当にありがとうございました!」と締めくくった。

3月13日放送・最終回。「私はキミの姉…桜庭唯を殺した」と、全身に同時多発的に悪性腫瘍(しゅよう)が生じるシムネスに侵された、星嶺医科大学附属病院の統合外科教授・火神郁男(古田新太)は、澪の姉・唯(成海璃子)を殺したことを認めた直後、息を引き取った。数日後、星嶺医大はかつてない混乱に包まれていた。親の許可を得ないまま小夜子(永瀬ゆずな)の手術をした大河の違法な医療行為が明るみとなり、大勢の報道陣が詰めかけたのだ。

姉の死の真相を知った澪はショックでふさぎ込み、大河は自宅謹慎。さらに、火神がいなくなったことで星嶺医大の反・火神派が活気づき、医療機器・オームスの開発は中止の危機に。もはや統合外科は空中分解寸前。

そんな中、澪は悩んだ末に、星嶺医大を辞める決断をする。大河の運命、そしてオームス開発の行方は…!? 最後に“裏の裏”が待ち受ける、衝撃の最終回が展開される。

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