レジェンド森繁和氏と岩瀬仁紀氏に聞く、2024年の中日ドラゴンズ投手陣のキーマンとは

ドラゴンズの未来を語る森さんと岩瀬さん

2023年シーズンは最下位となり、巻き返しを図りたい中日ドラゴンズ。2024年シーズンは大砲の中田翔選手らを補強し、さらなる期待がかかります。そこでドラゴンズのレジェンド・森繁和さんと岩瀬仁紀さんに、今シーズンの2人のキーマンについて話を聞きました。

先発陣では高橋宏斗がカギを握る

高橋宏斗選手について語る

1人目は高橋宏斗選手。高橋選手は昨シーズン、25試合に先発登板し、高卒3年目にして初の規定投球回到達。7勝11敗の防御率2.53をマークする活躍を見せました。しかし今シーズンのオープン戦では、2試合に登板し、防御率は6.00と厳しい結果が続いています。

春季キャンプを視察した森さん、岩瀬さんは、高橋選手の状態があまり良くないと評価します。岩瀬さんは「高橋選手が開幕投手として投げられるのが一番良いが、今の状態は少し良くないので、このまま開幕すると厳しい」とコメント。森さんは「(新フォームが合わず)抜けるボールやシュート回転など、(投球の質が)バラバラになってしまっているのであれば、元のフォームに戻すのが順当な考え」と厳しい目線で語ります。それでも2人は「開幕カードに投げないといけない投手」と高橋選手に対する期待は大きく、次の登板がカギになると話します。

「藤嶋健人の起用法が重要」と語る

藤嶋選手について語る

もう1人は藤嶋健人選手。昨シーズンでは主に中継ぎとして自己最多の56試合に登板し、1勝1敗の防御率1.07と躍動しました。今シーズンのオープン戦でも4試合に登板し、防御率0.00と好調をキープしています。

森さんは「(勝ち試合の)7回、8回を任せられる投手はたくさんいるが、勝ちパターンの投手だけ集めても負けゲームに登板させる投手がいなくなり困る。そうなると一番に(起用法を)決めたいのは藤嶋選手」と藤嶋選手の起用法が重要だと語ります。岩瀬さんも藤嶋選手を「(どのような場面でも起用できる)使い勝手が良い選手」と評価します。

今シーズンはどのような活躍を見せるのか、高橋宏斗選手と藤嶋選手のプレーに注目です。

(※3月12日時点の情報です)

※高橋宏斗選手の高ははしごだか

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