「将棋とれいん」藤井八冠が発車 名鉄瀬戸線「ひそかに興奮」

名古屋鉄道の「将棋とれいん」発車イベントで、出発の合図をする藤井聡太八冠(中央)=12日午後、愛知県瀬戸市

 名古屋鉄道は12日、日本将棋連盟と協力し、将棋の駒を装飾した列車「将棋とれいん」の運行を瀬戸線で始めた。発車イベントには、愛知県瀬戸市が地元の藤井聡太八冠(21)が駅長の制服姿で登場し、尾張瀬戸駅(同市)のホーム上で「出発」と右手を上げて発車を合図した。

 藤井八冠は列車に乗り込むと、同乗した母校の小学生から趣味について問われ「特に好きなのが鉄道で、特別な列車に乗ることができ、ひそかに興奮している」と話した。

 車内には将棋のルールを紹介するポスターや、藤井八冠らが作成した詰め将棋の問題を掲示している。1編成が栄町(名古屋市)―尾張瀬戸間を4月12日まで運行する。

名古屋鉄道瀬戸線の「将棋とれいん」に乗り、笑顔を見せる藤井聡太八冠=12日午後(代表撮影)

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