北海道で昨年9月、自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」に出場した男子大学生が車と衝突して死亡した事故を受け、主催団体は12日、理事会を開き、今年のレース開催を見送ると正式に決定した。レースは例年9月に開かれてきたが、事故を踏まえた安全対策の策定が間に合わないのが理由。
主催するツール・ド・北海道協会は、昨年10月から原因究明と再発防止策の策定を目指して「安全対策検討会」を開いており、今後は検討会の提言を踏まえて次回大会の計画を立てる見通し。
理事会後、山本隆幸理事長は「なるべく状況を見ながら早い対応をしていきたい。より安全で安心な大会を構築したい」と話した。
