ミャンマー、織物の国内生産を優先

3月7日に国家行政評議会議長室で開かれた調整会議にて、議会大臣である上級将軍Min Aung Hlaingは演説を行い、綿花の栽培及び糸と織物の生産、それらの発展の重要性を強調した。将軍によると、ミャンマーは綿花を栽培できるが、原綿を体系的に生産することは未だできない。全国に50万エーカーの綿花プランテーションもあれば、推定上、国民一人に約30ヤード当たりの織物が生産できるという。

ミャンマーが綿花から糸を生産出来れば、織物の輸入量を減少できると将軍は言っていた。また、生産チェインには機械の操作が要るため、民間事業者を募集するのが必要である。それ以外にも、綿糸産業を通じ、雇用を創出し、綿実油と飼料を製造できる製油所を作るのも必要だという。綿繰り機を生産出来れば、国内市場で原綿を売れるし、更に織物と高級な繊維製品が作れて、織機と縫製工場の生産も支援できると言われている。

将軍は、できる限りの農業技術、エネルギーインプット、及び水供給を長期的な綿花栽培に投入すべきだと強調していた。また、将軍は出席者に対し、綿糸産業や織物生産に向ける投資を募ると希望し、国内産の高品質な織物や衣類の生産を向上させ、縫製産業を発展させようと指示した。今回の会議に参加したSACメンバーと大臣たちは、原綿産業がもたらす就職機会、国有及び民間工場での綿繰り作業、綿糸生産のプロセスと必要な原材料の輸入、綿花の輸出、繊維工場での生地生産、などの問題に対し、更なる討論を行った。

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