【会見全文】4・29『RIZIN.46』で日韓対抗戦勃発!フェザー級王者・鈴木千裕が金原正徳との防衛戦を前に「自分らみたいな若い世代がベテランを 引退させなきゃいけない」

12日、RIZINが4月29日に有明アリーナで開催する『RIZIN.46』についての記者会見を実施。

まずは榊原信行CEOが挨拶を行った。

榊原信行CEO
「皆さん、平日のお昼の時間に雨の中ありがとうございます。大丈夫ですか?学校とか、仕事とか(笑)それでもこうやって集まっていただけるファンの皆がイてくれることが、私にとってもそうですけど、RIZIN関係者、そしてなにより選手の背中を押してくれるんで。心強くありがたく思います。ありがとうございます」

神戸大会の券売状況、石川県地震の募金活動、有明大会の券売・PPV販売情報のアナウンスの後にRIZIN.46出場選手たちが登場。
中島太一、倉本一真、中原由貴、山本空良、神龍誠、太田忍、鈴木千裕が登壇。カード発表の後に選手たちが試合に向けての意気込みを語った。

▼RIZIN MMAルール 5分3R 66.0kg
山本空良(パワーオブドリームジム)
vs
イルホム・ノジモフ(Tiger Muay Thai)

イルホム・ノジモフ(代読)
「日本で試合するという事はまるで自分が異国で生まれた侍が母国に帰国する感覚だ。対戦相手の映像を見たが特に何も思わない。自分が相手を倒し、その後それぞれの道を歩んで行くことになる。日本のファンが待ち望んだ異国の侍に期待してもらいたい」

山本空良
「こんにちは、山本空良です。1年ぶりの試合ということでオファーをいただき、RIZINさんありがとうございます。そして、怪我をして1年間何も出来なかった自分を支えてくれた会長やスポンサーの方々、なによりファンの方に感謝をしたいです。本当にありがとうございます。次の試合についてのコメントなんですけど、自分も特に思うことはなく、真正面から相手が得意な打撃だろうが寝技だろうが、ぶん殴り合って、絶対勝つんでよろしくお願いします。以上です」

▼RIZIN MMAルール 5分3R 66.0kg
中原由貴(マッハ道場)
vs
ビクター・コレスニック(Tiger Muay Thai/Kuznya)

ビクター・コレスニック(代読)
「日本に戻る事ができてとても嬉しいです。初めての来日で有明アリーナは私をとても暖かく迎えてくれました。今回も東京の素晴らしいファンのみんなに良い試合を見せるつもりです。対戦相手は総合力が高く優秀です。加えてサウスポーで打撃も寝技も強いです。その上で私は打撃戦を挑みたいと思っています。中原選手は現王者の鈴木選手にしか負けていないのでこのようなレベルの高い相手と戦えるモチベーションは高いです。この試合で2人とも最高の殴り合いをします。瞬きはしてはいけません。私の持てる全てのスキルをぶつけて勝ちに行きたいと思います」

中原由貴
「どうも、マッハ道場の中原です。最近剛毅會でやってきた空手と、今までやってきたボクシングとレスリングがいい感じに混ざってきているので、いい感じにそこを混ぜて、結果は当然なんですけど、内容でも有明アリーナを沸かせようと思うんで注目しててください。あと、今週、3月17日の日曜日、原宿のREBELLIOUSで一日店長やらせてもらうんで、時間ある人は是非遊びに来てください。よろしくお願いします」

▼日韓対抗戦 RIZIN MMAルール 5分3R 61.0kg
倉本一真(リバーサルジム新宿MeWe)
vs
ヤン・ジヨン(Jeju Team the King)

ヤン・ジヨン(映像)
「みなさんこんにちは。ROAD FCバンタム級ファイターのヤン・ジヨンです。私はこれまでの日韓戦に関しては全勝しているので今回もとても自信ありますし、そしてROAD FCの代表として出場できることを誇りに思っています。今すぐにでも試合がしたいぐらいです。この日韓戦に私が出るということでファンはすごく楽しみにしていると思います。本当に熱い試合を届けます。私は必ず1Rでフィニッシュします。カムサハムニダ」

倉本一真
「こんにちは。ちょうど1年ぶりの試合になります。この間に自分が何をやってきたのか、ここでしっかり見せて、勝つのは当然なんで、楽しみしていてください。ありがとうございます」

▼日韓対抗戦 RIZIN MMAルール 5分3R 57.0kg
神龍誠(神龍ワールドジム)
vs
イ・ジョンヒョン(TEAM AOM)

イ・ジョンヒョン(映像)
「初めまして皆さんROAD FCファイターのイ・ジョンヒョンです。RIZINに出場できるチャンスは何回かありましたが今回ようやく出場できることになってとても興奮しています。これまでに2回日本人と試合したことがありますが、全て勝ちました。日本人選手との相性は良いと思いますし必ず母国に勝利を持ち帰られるように一生懸命準備しています。神龍選手は以前からすごく強いと思っていましたしお互い高いレベルで試合ができると思っていました。すごく強いしリスペクトもしてます。確かに実力はあると思います。でも神龍選手は性格が悪いという噂を耳にしました。どんな人生を歩んできたのか知らないですけど、日本のファイター達からあまり好かれてないみたいですね。そして私が聞いたところによるとマザコンだしファザコンでもあるそうですね。練習をする時もわざわざ両親を呼んでいるとかいないとか。私よりも年上のくせに年相応の行動ができていないみたいですね。だから僕がこの試合で年相応の行動ができるように教育してあげたいと思います。打撃は明らかに僕の方が上回っている神龍選手はグラップラーだから私がサッカーボールキックや肘などで顔面をボコボコにしてあげますよ。僕がこの試合に勝つので先に謝っておきます。スミマセン」

神龍誠
「こんにちは、フライ級最強を目指す神龍誠です。前回堀口選手に負けてしまって、まだ僕が最強じゃないってことがわかったんで。これから最強に向けて1から頑張っていきます。そうっすね、これから僕の、神龍誠の第二章が始まるんで。この韓国人なんてボコボコにします。なんか、煽ってるみたいなんで、ちょっとやる気が上がりました。ぶっ飛ばそうと思います。応援よろしくお願いします」

▼日韓対抗戦 RIZIN MMAルール 5分3R 61.0kg
中島太一(ロータス世田谷)
vs
キム・スーチョル(ROAD GYM WONJU MMA)

キム・スーチョル(映像)
「ファンの皆さんこんにちは。ROAD FCそしてRIZINファイターのキム・スーチョルです。今回の日韓対抗戦では韓国人3人と日本人3人が戦うことになりました。今回共に戦うのは、私とヤン・ジヨン イ・ジョンヒョンの3人でした。この2人は宝石のような選手だと思っています。それは日本代表の3選手も同じです。日韓ですごくいい競争ができれば良いと思います。私は目の前にいる敵に必ず勝利したいです。今回は中島太一がその標的です。私の全てを中島太一選手にぶつけます。あなたも全てを掛けて挑んできてください。極上の果し合いを皆様にお届けすることを約束します。情熱的な試合をお届けするので是非会場に見に来てください。カムサハムニダ」

中島太一
「こんにちは、中島太一です。やっと自分の実力を証明できる対戦相手と闘うことが出来て嬉しいです。勝つ自信しかありません。日韓戦ということで、日本人として必ず勝ちます」

▼RIZIN MMAルール 5分3R 61.0kg
牛久絢太郎(アメリカン・トップチーム/K-Clann)
vs
太田忍(パラエストラ柏)

牛久絢太郎(代読)
「発表でありました通り4月29日にバンタム級に挑戦します。新しい階級で皆さんの前で戦えることを凄く楽しみにしています。当日はパァっとインパクトを残せるように残りの期間しっかりと仕上げたいと思います。皆さん応援宜しくお願いいたします」

太田忍
「こんちは。パラエストラ柏の太田忍です。牛久選手はフェザー級の元チャンピオンということで、今ATTで練習してすごい気合入ってて強い選手だと思うんですけど、僕の戦績5勝4KOなんで。ストライカーらしく、この試合もKOしたいと思います。以上です」

▼フェザー級タイトルマッチ RIZIN MMAルール 5分3R 66.0kg
【王者】鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)
vs
【挑戦者】金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)

鈴木千裕
「こんにちは!クロスポイント吉祥寺の鈴木千裕です!今回も金原選手、ずっと昔から言ってるんですけど、自分らみたいな若い世代がベテランを……ストレートに言うと引退させなきゃいけないんですよね。僕はそのキッカケを金原選手に作らないといけないと思ってるんで。僕が時代を変えます。Twitterで腕十字極めるだのなんだの言ってますけど、ナメんなと。その前に粉砕してやるって。覚悟しといてください、金原さん」

――榊原CEO、今回の日韓対抗戦にはROAD FCの選手が参戦しているが、ROAD FCとの対抗戦ではない?
榊原「ROADにももちろん感謝してますよ。選手を3人送り出してくれていることは。ROADだけではなくて、日本vs韓国ってことで、今後もROADとだけではなくて色んな団体、ブラックコンバットも含めて、そういう団体に所属してない選手も含めて色々コミュニケーション取ってますので。日本vs韓国という形で皆さんにはご案内していきたいと、そう思っております」

――選手の皆さん、対戦相手の印象、自分が相手より優れていると思う部分は
山本「対戦相手の印象なんですけど、自分はフェザーの中では新調も高くリーチも長いほうだと思ったんですけど、自分より身長高い選手とやるのは結構初めてくらいなので、結構苦戦するかなと思ってますけど、もちろん相手よりかは優れているところは、絶対寝技では負けないですし、柔らかい動き、自分の独特な動きに絶対、自分の土俵に持っていけば絶対勝てると思ってます」
中原「ビクター選手は蹴りを多用してきて、自分なんかより全然蹴りが上手いなって思ってるんですけど、組みは、組んじゃえばどっこいくらいだと思うんで。彼より僕が勝ってる部分で言えば、パンチ。今回はパンチに寄せてKO狙って前に出ていこうかなと思ってます」
倉本「相手はキックボクシング上がりと聞いているんで、もちろん打撃はうまいと思ってます。身長も自分よりだいぶ高いんですけど、リーチが身長以上に長いっていうのがあるんで、それは気をつけないとですけど。勝つ気持ちというか、負ける気はしない感じで。しっかりやっていこうと思ってます」
神龍「生意気な子だなあと。あと、どこからその情報を聞くんだろうなと。あと修正で、僕はファザコンでもマザコンでもないんで。親とは仲いいですけど。ファイトスタイルはストライカーですよね。今回僕は打撃も寝技も全部できるって見せたいんで、打撃も全然勝負してやり合おうと思います」
中島「キム・スーチョル選手はなんでも出来るオールラウンダーで最後まで頑張れる選手って印象ですけど、僕はそれ以上にオールラウンダーで最後まで闘えるんで、全部上回ってると思います」
太田「牛久選手、この前の試合で試合中パーッとやってたんで、って印象っすね。僕が上回ってるところは試合中にふざけないで真剣に勝ちに行くところだと思ってます」
鈴木「すごいシンプルで、金原選手が生き残れた理由は、すごいテクニックがあるのは誰が見ても思うんですけど、ベテランのキャリアになると、絶対に100%反射神経とかパワーとかスタミナとか、そういうのって下っていくんですよね。それはもう絶対に起こることなんで。僕が勝つには、圧倒的パワーとスタミナと根性。この3つがホントにかつポイントだと思ってて。もちろん僕にもテクニックはあります。普通に人並み以上には出来るんですけど、得意分野で上手くはめ込めれば勝てるところはたくさんあるんで。だから、一番わかりやすく、メインらしく、ガン!と行ってドン!シンプルにぶっ飛ばせば圧倒的に勝てるかなと。これを見せます。有言実行するんで楽しみにしてください」

――日韓戦に出場する3選手、日韓戦という言葉についてどういうイメージを持っているか
倉本「日韓戦は、日本vs韓国。自分はレスリングのときから日韓戦も試合数えられないくらいやってるんで。韓国には自分も友達は多いですし好きな国です。だけど仲良くするつもりは対戦相手には全く無いんで。僕が今までも韓国とレスリングしたときは勝ち越してるんで。今回もしっかり勝ちたいなと思います」
神龍「日韓戦というか海外の人とやるのはワクワクしますね。あとは国の誇りをかけてというか、日本を代表して、RIZINを代表して必ず勝とうと思ってます」
中島「日韓戦の印象は、バッチバチです」

――鈴木選手、チャンピオンになって変わったことは
鈴木「いっぱいあるんですけど、一番は強くなるためのワガママが通るようになったことですね。会長に『ボクシングトレーナー付けたいんですけど……』って言ったら、『分かった、用意するよ』とか、『選手強化専用のルーム作って欲しいんですけど』って言ったら『お前が言うなら分かったよ。作ってやるよ』って、『NO』って言わなくなりましたね(笑)元々全部聞いてはくれてたんですけど、そのクオリティが高くなるのと、強い人が集まってくれるようになりましたね。そういった面で去年よりいい練習できてますし、もっと強い環境つくれてるんで。そこですかね、チャンピオンになって変わったところは」

――神龍選手、ROAD FCの選手とやることで他の日本人選手と比較されることについて
神龍「圧倒的にレベルの差が違うよっていうのを教えてあげたいと思います」

――榊原CEO、今日金原選手がいらっしゃっていない理由は
榊原「今タイで合宿中ということでコられないというのが理由です」

――鈴木選手、金原選手が海外で練習しているという情報が気になったり、チェックをしているか
鈴木「被ってるんスよ(笑)自分もタイ合宿行ってて、タイガームエタイ行ってるんですよね。インスタ見てたら回ってきて、『なんでおんなじとこいるんだろ』って(笑)まあ、それぞれの国の良さがあるんで、そら行くわなと思って。ただ会見には来いよ!(笑)あと、メッセージくらい欲しかったっすよね。なんで無言なんだよって。時代ですかね?」

――太田選手、倉本選手、昨年対戦して1年越しのリングで同じ舞台に立つ。お互いにエールを
倉本「見事なストライカーとなった太田選手、今回牛久くんが減量があるんでそこんとこどうなるかわかんないですけど、しっかりお見事なパンチをまた見舞ってください」
太田「対戦相手が韓国人ということで、日本の代表として、RIZINの代表として、もちろんレスラー代表としてぶっ飛ばしてほしいです」

――中原選手、剛毅會での空手練習が混ざってきたと言っていた。打撃はどのような形へ変化したか
中原「実際に説明するのは難しいんですけど、9月の段階では僕は1、2Rと3Rで分けて使っていたつもりなんですけど、それが無くなってきたんで、よりボクシングには寄ると思うんですけど、武術っていうのは動きだけじゃなく中の問題とか心の問題も教えを持ってるんで、それを今までのものに混ぜて使いますと言わせていただきました」

――太田選手、MMA転向からこの短期間でここまで上がってきた。過去にキャリアの長い選手と闘ってきたが、牛久選手にはどのように闘っていくか
太田「牛久選手はトータルファイターで、本当に色んなことが出来る。スタンドでも、寝ても闘える。もちろん僕のときにはテイクダウンしても闘える選手だと思うので。下からの極めもあるし。その中で僕がどういうふうにか使っていったら、僕が一方的に得意なところだけを押し付けて、自分の強いところだけで戦えれば良いんじゃないかなっって。無効がどこが強いから避けるとか、対策するとか、対策はしますけど、闘わないとか、自分の強いところで闘うことを曲げたらいけない、自分の強いところだけで闘いたいと思います」

――榊原CEO、佐賀大会ではオープニングセレモニーが無かったが、神戸大会ではあるか
榊原「無いです。基本LANDMARKはそういうスタイルで行こうと思ってます。RIZIN.46はオープニングセレモニー含めて、ナンバーシリーズはしっかりやりたいと思ってます」

――鈴木選手、キックやRIZINなどで色々試合をしているが、試合に出るたびに試合前の心境などの変化があれば
鈴木「試合前に一番大きいのは、種目が変わること。MMAからMMAで連チャンだったら気持ちはそのままでいいんですけど、MMAからキックボクシングとかになると、ファイトスタイルとか練習内容がガラっと変わるんで、そのときに引きずっちゃうと言うか、MMAで覚えたことをキックにそのまま引きずっちゃうと、足を引っ張っちゃうんですよね。MMAでは使えるけどキックでは使えない技がいっぱいあるんで。その切り替えと、自分が出来るっていうのを信じる期間が必要なんで、その切り替えちょっとむずかしいです。でも問題ないです。ちゃんとやれば勝てる、練習すれば勝てるんで」

『RIZIN.46』
日程:2024年4月29日(月・祝)
開始:未定
会場:東京都・有明アリーナ

<新規発表カード>
▼RIZIN MMAルール 5分3R 61.0kg
牛久絢太郎(アメリカン・トップチーム/K-Clann)
vs
太田忍(パラエストラ柏)

▼日韓対抗戦 RIZIN MMAルール 5分3R 61.0kg
中島太一(ロータス世田谷)
vs
キム・スーチョル(ROAD GYM WONJU MMA)

▼日韓対抗戦 RIZIN MMAルール 5分3R 57.0kg
神龍誠(神龍ワールドジム)
vs
イ・ジョンヒョン(TEAM AOM)

▼日韓対抗戦 RIZIN MMAルール 5分3R 61.0kg
倉本一真(リバーサルジム新宿MeWe)
vs
ヤン・ジヨン(Jeju Team the King)

▼RIZIN MMAルール 5分3R 66.0kg
中原由貴(マッハ道場)
vs
ビクター・コレスニック(Tiger Muay Thai/Kuznya)

▼RIZIN MMAルール 5分3R 66.0kg
山本空良(パワーオブドリームジム)
vs
イルホム・ノジモフ(Tiger Muay Thai)

▼RIZIN MMAルール 5分3R 66.0kg (※RIZIN LANDMARK 9からスライド)
高木凌(パラエストラ八王子)
vs
西谷大成(JAPAN TOP TEAM)

<既報カード>
▼フェザー級タイトルマッチ RIZIN MMAルール 5分3R 66.0kg
【王者】鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)
vs
【挑戦者】金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)

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