「特別警報レベル5」軸に 新たな気象情報名、案了承

 注意報や警報などの「防災気象情報」を分かりやすく見直す気象庁と国土交通省の有識者検討会で、災害の種別ごとに新たに整理する情報の名称案が12日示され、現行の「特別警報」や「警報」といった言葉を残した上で、避難の必要性を示す警戒レベルを併記する方針がおおむね了承された。具体的には「土砂災害特別警報レベル5」のような名称とする方向で今後検討が進められる。

 災害が近年激甚化し、さまざまな防災気象情報が乱立したため、分かりにくいとの指摘があった。検討会は昨年12月、ばらばらだった基準や名称を災害の種別や、災害の切迫度に応じた5段階の警戒レベルごとに整理する案を示していた。

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