立憲民主党は12日の常任幹事会で、安定的な皇位継承に関する党の検討委員会がまとめた論点整理を承認した。女性皇族が婚姻後も皇室にとどまり当主となる「女性宮家」創設に関し「近々、女性皇族が婚姻により皇室を離れることは十分想定される」と指摘。緊急的な課題として早急な議論を求めた。皇族の養子縁組を可能とし、旧皇族男系男子が皇族復帰する案は「憲法上の諸課題をクリアにする必要がある」と問題点を挙げた。
論点整理によると、天皇退位特例法に関する国会付帯決議で、女性宮家の創設など諸課題の検討を政府に要請したにもかかわらず「有識者会議の報告書では明確な言及がない」と非難した。
