「ひめの凜」など米作付け計画学ぶ 伊予市で品質向上推進大会

作付面積や収穫量の拡大に向けた取り組みなどが説明された「えひめ米品質向上推進大会」=12日午後、伊予市下三谷

 えひめ米品質向上推進大会(県米麦振興協会、JA愛媛米麦生産者組織協議会など主催)が12日、伊予市であり、生産者やJA関係者ら約100人が2024年産の米作付け計画や県開発のブランド米「ひめの凜(りん)」の生産振興、品質について理解を深めた。

 JA全農えひめは生産者の高齢化や担い手不足、温暖化により減少が進む作付面積と収穫量の拡大に向けた方針を提示。高温障害で品質の低下が著しい早期米「あきたこまち」の作付けを30年になくし「コシヒカリ」や「にじのきらめき」への切り替えを進めるとした。

 ひめの凜に関し、24年産は作付面積千ヘクタールを目標に設定。1等米比率が低下する「ヒノヒカリ」からの転換を推進する。

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