早春に味わいたい旬の味覚といえばタケノコです。シャキシャキとした食感や深い味わいが魅力的ですが、「下ごしらえが面倒…」と感じている人も多いのではないでしょうか。
東京ガスが運営する暮らし情報メディア『ウチコト』より、タケノコのあく抜きのコツを紹介します。
タケノコのあく抜きは『ぬか』を使うと簡単
タケノコはもともと、独特の渋みを持つ食材です。掘った直後はそれほど気になりませんが、時間が経過すればするほど、徐々に強くなっていきます。もちろんそれもタケノコの個性ではありますが、よりおいしく楽しむため、あく抜きが必要というわけです。
東京ガス運営『ウチコト』で紹介されているタケノコのあく抜きは、以下のとおりです。
タケノコのあく抜きに必要な材料
【用意するもの】
・大きめの鍋
・生ぬか ひと握り
手順1.タケノコを切る
手順2.鍋に入れてあく抜きをする
手順3.タケノコの粗熱を取る
タケノコは先端部分にあくが集中しやすいため、頭の反った部分だけを切り落としましょう。
皮が付いたままの状態であく抜きすれば、ぬかの風味が気になりにくくなります。一方で、皮をむいた状態のほうが火はとおりやすく、小さい鍋で処理できるように。どちらのメリットのほうが大きいか、臨機応変に判断してください。
また、タケノコをゆでる段階について、ウチコトでは以下のように解説しています。
大きめの鍋に、たけのことひと握り分程度の生ぬかを入れ、タケノコの頭がしっかり隠れるくらいたっぷり水を注ぎます。そのまま落とし蓋をして火にかけます。沸騰するまでは強火、沸騰後は中火から弱火で、約40~60分コトコトゆでます。
ゆで上がったタケノコはそのまま放置。粗熱を取ってからぬかを洗い流せば、冷蔵庫で2~3日保管できます。
ぬかが手に入らない場合は
ぬかが手に入らない場合、大根おろしの汁を使ったあく抜き方法を試してみてください。こちらもウチコトで紹介されている方法です。
「大根おろしの汁」を使うあく抜き方法
1.大根をおろします。大根はよく洗えば皮付きのまますりおろしてもOKです。普通の太さのものを3分の1程度おろします。
2.大根おろしをさらしなどで絞り、大根おろしの汁を抽出します。
3.おろし汁を同量の水で希釈し、塩小さじ1弱程度を加えます。
4.表面の皮をむいて、先端を切り落としたタケノコを3に浸け、そのまま1~2時間放置します。
やや時間はかかるものの、火を使わずにできるのもこちらの方法のメリットです。ただし大根の香りが気になったり、えぐみが取り切れずに残ったりする可能性があるため、味が濃い料理に使うとよいでしょう。
どちらの方法も、コツさえ知っていれば意外と簡単に実践できます。新鮮なタケノコは、なんともいえない魅力的な味を楽しませてくれます。ぜひあく抜きから頑張って、おいしいタケノコ料理を味わってみてください。
[文・構成/grape編集部]
出典
ウチコト(東京ガス)