災害時の力に~岩手県が災害救助犬育成団体と連携協定 能登半島地震でも10頭が捜索活動

岩手県は12日、災害救助犬の育成に取り組む団体と災害時に連携して行方不明者の捜索を行うための協定を締結しました。

ユキとサチの2頭の災害救助犬も出席して行われた協定締結式では、県復興防災部の佐藤隆浩部長と災害救助犬の育成に取り組むジャパンケネルクラブの佐藤重男専務理事が協定書を交わしました。
ジャパンケネルクラブは、東日本大震災や熊本地震でも救助犬を派遣していて、今年1月の能登半島地震でも10頭が出動して行方不明者の捜索を行いました。
協定が結ばれたことで、県内で災害が発生した際に県が要請すれば災害救助犬が被災地に派遣されます。

(ジャパンケネルクラブ 佐藤重男専務理事)
「人命が一番ですので1人でも命を助けられるようなことがあれば幸いかなと思っております」

県は今後、総合防災訓練などを通じて団体との連携を強化していく予定です。

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