「もう嫁のことは何とも思ってない」
「もうすぐ離婚するつもりだから」
不倫している男性既婚者にあるあるのこのセリフ、ついつい信じてしまっていませんか?
今回はそんな甘い言葉を信じた結果、最悪な結末を迎えた、筆者の知人C美から聞いたお話です。
素敵な彼氏がいたのだが……
私には、本当に心から、大好きな彼氏がいました。
その彼は、5歳年上。
何でも甘えさせてくれる人でした。
バーで出会い、その日のうちに体の関係を持った私たち。
彼からはその後も連絡が頻繁に来るようになりました。
次第に私も寛大な心を持った彼に惹かれていき、付き合い始めました。
でも、付き合い始める前に気になることがあったのです……。
彼の言葉を信じズルズルと付き合い続けてしまう
それは、彼の左薬指に指輪の跡があったこと。
彼に思いきって聞いてみると、あっさり既婚者と暴露されました。
さすがに、これ以上会うのはやめようとも考えたのですが……。
「嫁とはもうほぼ離婚間近」
「家庭内別居していて、別れるのも時間の問題だから」
不倫している既婚者がよくする《言い訳》をまともに信じてしまったのです。
それから月日は流れ、いつの間にか5年もズルズル付き合っていました。
何度か別れようと思いましたが、そのたびに彼から猛反対されて。
「すぐ別れるから」
という言葉だけを信じて付き合っていました。
でも、それは甘い考えだったのです。
とうとう不倫が奥さんにバレた!
ある日、彼から突然呼び出され、カフェに行くことに。
焦った様子が気になりましたが
「早く来い!!」
と初めて怒鳴られたので、とにかくすぐに向かいました。
するとそこにいたのは、申し訳なさそうな顔をする彼と見知らぬ女性。
女性は開口一番、全身が強張るような言葉を……。
「私が嫁です~」
「ずいぶんと夫がお世話になりました」
どうやら彼の奥さんに、これまで不倫してきたことがバレて呼び出されたのです。
どうしようかと考えているうちに、奥さんからまさかの発言が!
彼は奥さんとずっとラブラブだった……
「この5年のうちに娘が産まれて、今もお腹に赤ちゃんがいます」
「今も昔もずっと仲良しなんです♡」
なんと、彼が今まで伝えてきたことはすべて真っ赤なウソ!
夫婦仲は良好で、完全に私は遊び相手でした。
彼に詰め寄ろうとするも、一切目を合わせてくれず。
ウソをつき続けていた彼も彼ですが、別れようとしたものの別れられなかった私も私です。
結局、彼とは別れ、私には多額の慰謝料の支払いだけが残りました……。
不倫なんてするものではないとつくづく思った出来事でした。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい