名物“雪の回廊”に暖冬の影響は? 八幡平アスピーテラインの除雪スタート 岩手

岩手にも春の訪れが着実に近づいています。現在通行止めになっている岩手と秋田を結ぶ観光道路・八幡平アスピーテラインで、4月の開通に向けた除雪作業が12日始まりました。

初日の12日は除雪車6台が午前11時すぎから作業を開始しました。
4月の開通を目指して、八幡平市の御在所ゲートから八幡平山頂付近までの10.6キロの道路を1日に500メートルずつ除雪する予定です。
八幡平アスピーテラインは、八幡平市と秋田県の鹿角市を結ぶ観光道路で、高くそびえる雪の回廊を見ようと毎年県内外から多くの観光客が訪れます。
山頂付近の雪の状況はまだわかりませんが、御在所ゲートの近くでは暖冬の影響があらわれていました。

(リポート)
「ゲートから150メートルほどのところなんですが、雪の量は例年の半分にも満たないということです。ことしはどんな雪の壁ができあがるのでしょうか」

また除雪の前には神事が行われ関係者が作業の安全を祈願しました。

(岩手県岩手土木センター 古舘衛 道路河川整備課長)
「除雪を終了しましたら雪の回廊ができ上がると思いますので、たくさんの人に見に来ていただきたいと思います」

八幡平アスピーテラインの開通は4月15日の見込みです。

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