長谷川ミラ、紙糸キャンバスに個性あふれるアートを披露! 「絵は本当に苦手なんです(笑)」

長谷川ミラ クランクイン!

神戸市および一般社団法人アップサイクルは、3月12日(火)に「アップサイクル『紙糸キャンバス』発表会」を都内にて開催。Z世代のオピニオンリーダー・長谷川ミラが、自身が描いたキャンバスアートをお披露目した。(取材・文・写真:赤山恭子)

■アートを介してサステナビリティを推進

紙糸キャンバスとは、自然環境に触れ、アートや創作活動を介してサステナビリティを紡ぐことをコンセプトに作られたアップサイクル製品。神戸市と一般社団法人アップサイクルの連携により、神戸市内の未利用の間伐材や「ネスカフェ」及び「キットカット」をはじめとする使用後の紙資源を紙糸にアップサイクルするプロジェクト「TSUMUGI」から考案された。

アイデアの選定には、サステナビリティや社会問題などを発信するZ世代のオピニオンリーダーである長谷川ミラが参画。新たな製品となる「紙糸キャンバス」が完成し、自分で描くことができる無地のキャンバスと、アート作品2種がプリントされたキャンバスが、本日3月12日(火)より販売開始した。

紙糸素材ならではの質感について、長谷川は「もともとキャンバスはいろいろな種類があり、どのような画材を使うかで求めているものが変わってきます。紙糸キャンバスには絵の具がすごく合う生地で、力強さも感じました。どんな人でも使いやすい、いい意味でクセがないキャンバスです」と、その肌触りについてコメントした。

■長谷川ミラ、斬新な自作アートをお披露目

発表会の終盤では、長谷川が紙糸キャンバスに描いたというアートがお披露目。イギリスの名門美大の留学経験を持つ長谷川だが、「私はファッションを勉強していたので、絵は本当に苦手なんです(笑)!」と意外にも、絵が上手ではないと前置きする。いざお披露目された絵は、絵筆を使わず、カラフルな絵の具がそのままキャンバスに塗られた1枚。斬新さと個性が際立つアートに仕上がっていた。

長谷川は「美大では“AIが作れるので、うまい絵を描く必要はない。人間の脳にしか考えられない0→1の作業がこれから生き残っていく”と学びました。日本にいると美しいものを描く=アートのイメージですけど、アートはとにかく楽しむもので、見た目のきらびやかさではなく、どういう思いで作ったのが重要と学びました」と伝えた。

さらに、「自分の感情を絵にすることで、コミュニケーションが生まれると思うんです。社会問題は対話が難しい部分もあると思うので、アートを介することでカジュアルなコミュニケーションが生まれるといいなと思います」と、堅苦しくならない話題の広がり、その可能性についても言及していた。

本発表会には、そのほか一般社団法人アップサイクル事務局長の瀧井和篤、神戸市東京事務所の濱住康弘も出席した。

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