山崎貴監督「新しい冒険が始まる」 アカデミー賞の快挙「ゴジラ-1.0」 出身地・松本で特別展示

山崎貴監督

「ゴジラ-1.0」がアカデミー賞の視覚効果賞を受賞した歓喜から一夜。山崎貴監督の出身地、長野県松本市の美術館で受賞記念の特別展が始まりました。

11日、アカデミー賞の視覚効果賞を受賞した「ゴジラ-1.0」。日本でもハリウッドの大作とそん色無い映像を作れることを証明しました。

山崎貴監督:
「ゴジラがたくさんの扉を開いてくれているので、これから新しい冒険が始まるんじゃないかな」

山崎監督の出身地・松本市の美術館で12日から受賞を記念した特別展が始まりました。

過去の作品で使われた造形物や絵コンテのほか、「ゴジラ」の製作過程を伝える映像を展示しています。

2023年開かれた企画展のために、監督と、所属する制作会社「白組」が作ったPR動画。

基になった監督直筆の絵コンテも展示されています。

松本市美術館・武藤美紀 学芸員:
「監督の絵コンテを基に、どうしたらよりよく映像を見せられるか周りのスタッフの方も工夫して、情熱的で少しの妥協も許されないという姿勢を直に感じることができた」

訪れた人はー。

県外から:
「工夫と発想、低予算で映画を撮られたという事で素晴らしい」

松本市民:
「(松本には)たくましい方たくさんいらっしゃるんだけど、世界に通じる方が出てくるというのは、これからも捨てたものじゃない」

松本市美術館・武藤美紀 学芸員:
「(監督は)松本に関する映画は恥ずかしくて作れないなんておっしゃってたんですけど、いつかは松本をベースとした映画も作っていただけたらいいなと思いました」

展示は3月末までで入場は無料です。

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