「世界のトップで勝ち続けたい」 スピードスケート・新濱(高崎健大職)が報告会 群馬・高崎市

支援者らに今季の活動を報告する新濱立也=高崎市内

 スピードスケート男子500メートルの日本記録保持者で、ワールドカップ(W杯)などで活躍する新濱立也(高崎健大職)の2023シーズン感謝報告会が12日、群馬県高崎市内で開かれた。新濱が今季の成績を報告するとともに、「世界のトップで勝ち続けたい」などと今後の目標を語った。

 報告会には支援者ら14人が参加。会場には新濱が今季獲得したトロフィーやメダルなどが飾られ、昨年11月のW杯第1戦の500メートルで2季ぶりに優勝して通算11勝目を挙げたことや、1000メートルでW杯ランキング3位となったことなど、新濱の今季の活躍ぶりが紹介された。

 新濱は日ごろの支援への感謝を述べ、「500メートルと1000メートルの2種目でどうすれば戦いきれるか必死に考え続けながら過ごしたシーズン。500メートルは勝ちきることができなかったが、1000メートルでW杯総合3位となり、やってきたことが間違いじゃなかったことを証明できた」と今季を総括した。

 その上で「もっと世界のトップの位置で戦いたいという思いは強いので、まだまだ努力が必要と痛感させられた」と強調し、「自分の弱さを克服し、来季もっと強くなって戻ってきたい」とあいさつすると、会場は大きな拍手に包まれた。

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