「ついにフォルトゥナのボスに!」田中碧の充実ぶりをドイツ大手紙が伝える。指揮官も「成長が見て取れる」と称賛

確実に声価を高めている。

田中碧が所属するフォルトゥナ・デュッセルドルフは現地3月8日にドイツ2部リーグ第25節でハンブルクと対戦し、2-0で勝利。勝点を40に伸ばし4位に浮上した。

田中はこの一戦に先発。4-2-3-1のボランチで攻守に存在感を示し、地元メディア『Rheinische Post』は、採点記事で「2点」と高く評価した(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)。

1部昇格を目ざすチームで躍動する田中に、ドイツの大手紙『Bild』も注目。「タナカ、ついにフォルトゥナのボスに!」と題した記事で、日本代表MFの充実ぶりを伝える。

「このミッドフィルダーは、日本代表で数々のトップパフォーマンスを見せたが、いくつかの例外を除いてクラブでのパフォーマンスはせいぜい平凡だった。しかし、それは今では変わった。

今年に入ってから、デュッセルドルフのスター選手は、一貫して高いレベルでプレーし続けている。2024年は低調なスタート(リーグ戦5試合未勝利)だったが、タナカは常に最高の選手の一人で、最近ではHSV戦で実力を発揮。多くのボール奪取と素晴らしいパスを見せ、中盤のボスだった」

【動画】「アオ!」と声を掛けられ…試合終了後の田中の表情は?
記事よれば、ダニエル・ティウネ監督も田中のプレーぶりをポジティブに受け止めているようだ。指揮官は「彼の仕事の割り当てを再び明確にした」と明かし、期待に応える活躍に「成長が見て取れる」と評価している。

もはや替えのきかない重要戦力となっている25歳MFのさらなる奮起に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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