姑が勝手に【ランドセル】を買ってきた!しかも「欲しい色じゃない」→ 悲しそうな長男を救うため!?

小学校1年生と言えば、ピカピカの新しいランドセルですよね。子どもたちも自分で好きな色やデザインを選びたいと思っているはず。しかし、そうもいかない場合もあるようで……。今回は私の友人A子から聞いた、ランドセルを勝手に購入したありがた迷惑な姑の話を紹介します。

姑とランドセルを見に行くことに

夫と当時年長の息子と一緒に、有名鞄メーカーにランドセルを見に行く予定だったA子。しかし、予約していた日に急遽夫に仕事が入ってしまい、A子から誘ってはいないのですが、なぜか隣に住む姑が代わりに一緒に行ってくれることになりました。
「色は黒がいい」と長男から唯一リクエストがありました。しかし、展示してあった黒のランドセルを試着してみたものの、「なんか肩が痛い!」と言い、長男はお気に召さなかった様子。

鞄メーカーの作るランドセルは高級感もあり、とても人気のようでした。その日は長男の気分が乗らなかったようで、とりあえず一旦ランドセルのことは保留にし、みんなでパフェを食べて帰ることにしました。

ランドセル買っといたわよ!?

数日後、いきなりA子の家に入ってきた姑。そして、「ランドセル買っといたわよ!」と言ってきたのです。頭の中が大混乱したA子。ランドセルを買ってもらえるのはうれしいと思ったものの、咄嗟に「いや、型が合わないみたいだったんでほかのメーカーに今度見に行くんですよ」と言いました。

しかし、姑は「もう注文してしまった」「名入れもしたのでキャンセルできない」と言います。どうやら、先日一緒に行った鞄メーカーの近くに行く用事があり、ついでに頼んできたというのです。良かれと思ってしてくれたことかもしれませんが、埒が明かないので、A子から長男に謝り、ラン活はあっけなく終了しました。

黒がよかったのに……

数か月後届いたランドセルを見て、また悲しそうな長男。なんと、届いたのは紺色のランドセルだったのです。長男は前々から「色は黒がいい」と言っていました。それは姑も知っているはずだったのですが……。姑はうっかり間違えてしまったようです。

ランドセルカバー&ランリュックの登場で……

小学校が始まりどうなることかと思いましたが、お気に入りのランドセルカバーを付けてあげたことでなんとか収まりました。また、長男の友だちがランリュック(ランドセル型のリュック)を使っていたようで、「ぼくも軽くてかっこいいランリュックがいい」と言い出し……。

しばらくランドセルで通っていましたが、確かに学校から支給されたタブレットを入れると本当に重たかったので、A子は改めて黒のランリュックを購入することにしました。それからランドセルの出番がほとんどなくなってしまい、今はクローゼットの奥深くに眠っています。

年長のママさん、パパさん。義実家や実家からのお祝いをいただくときは、「現金」でお願いするか、ランドセルや学習机などモノの場合はお互いが納得する形で購入するようにしましょう。その方が双方ともに平和に過ごせますよ。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K

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