佐賀、鹿児島でも再開説明　米軍オスプレイ巡り防衛省

　防衛省は12日までに、陸上自衛隊がオスプレイ配備に向けた駐屯地建設を進める佐賀市と、昨年11月に米軍のCV22オスプレイが沖合で墜落した鹿児島県屋久島町に対し、米軍の飛行再開決定をそれぞれ説明した。両市町は墜落事故の原因究明や再発防止を要請した。

　同省は11日にも、米軍普天間飛行場がある沖縄県と同県宜野湾市に対して説明した。在日米軍や陸自のオスプレイについて、飛行再開に向けた米側との調整を本格化させるとみられる。

　屋久島町の町役場や地元漁協には12日、防衛省九州防衛局の遠藤敦志企画部長が訪問。佐賀市では11日、防衛局の江原康雄局長が市役所を訪れた。