「叔母のデータに基づいて取引すれば損失は出ない」SNSで知り合った女から投資持ち掛けられ320万円詐取か 詐欺事件として捜査=静岡県警

男性会社員がSNSで知り合った女から投資を持ち掛けられ、320万円をだまし取られる詐欺事件がありました。

警察によりますと、静岡県磐田市に住む50代の男性会社員は2024年1月下旬、SNSで知り合った女から「叔母が銀行の理事であり、民間投資顧問で市場の安定したデータが送られてきた」、「そのデータを基に暗号資産の投資で135万円の収益を出した」、「叔母のデータに基づいて取引すれば損失は出ない」などと、投資を持ち掛けれられました。男性は海外の架空投資銀行に口座を開設し、1か月間で4回にわたって、計320万円を送金したということです。

男性は案内された偽サイトでは、利益が出ていたことから、その利益分を引き出そうとしたところ、「引き出すためにはさらに送金が必要」と言われ、不審に感じ、警察に相談し、事件が発覚しました。

男性とSNSで知り合った女は面識はなく、実際に会ったこともなかったということです。警察は「『予測データに基づいて取引すれば損失はでない』は詐欺」と注意を呼び掛けています。

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