アンドレア・ボチェッリ、息子との『君と旅立とう』新バージョンをリリース

アンドレア・ボチェッリ(65)が『君と旅立とう』の新バージョンをリリースした。アルバム『ア・ファミリー・クリスマス』やデュエット曲『フォール・オン・ミー』で既にコラボレーション経験のある息子マッテオ・ボチェッリ(26)が参加、プロデュースと編曲をハンス・ジマー(66)が務めている。

イタリア人テノール歌手としてのデビュー30周年を記念してアンドレアは10日(日)、ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催されたアカデミー賞授賞式の前年に亡くなった映画人を偲ぶ「イン・メモリアム」で同曲を披露、『フレンズ』のマシュー・ペリー、『ハリー・ポッター』のマイケル・ガンボン、『ラリーのミッドライフ★クライシス』のリチャード・ルイスら故人を追悼した。

アンドレアはこう話していた。「これは私の人生の曲だ。世界中の目に映る私を代表するメロディーだ。それを作り直すに当たって、ハンス・ジマーとのコラボレーションに感謝している。息子マテオと一緒に歌うことは素晴らしい挑戦だった。新たなデビューとなる(そしてこれから始まるプロジェクトの一部にも)。1999年に友人セリーヌ・ディオンと一緒に私をもてなしてくれたオスカーのステージにまた立つことを嬉しく思うよ」

一方マテオは「『君と旅立とう』は僕にとっては単なる歌以上のもので、僕の家族の国歌であり、たくさんの思い出のサウンドトラックなんだ。父と一緒に新たなオーケストレーションで歌うことは本当に名誉なことだし、オスカーのステージでそれを歌うなんて、まさに夢が現実になったよ!」と続けていた。

またプロデュースを手掛けたジマーは「傑作の新たな音楽の方向性を見つけること、そして世界最高の2つの声に映画的風景を与えることは名誉であり、スリリングな挑戦だった」と話していた。

アンドレアの活動30周年を記念するプロジェクトの一部としてリメイクされた同曲は、イタリア語とサラ・ブライトマンと共演した英語バージョンがあり、1990年代にアンドレアをスターダムに押し上げたナンバーとして知られている。

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