ファレル・ウィリアムス、観客が物を投げ込みサウジアラビアでのステージを15分短縮

ファレル・ウィリアムスが、F1世界選手権サウジアラビア・グランプリでのステージを15分切り上げて終わらせる事態となった。一部の観客の危険な行為が理由だったという。

9日(土)に開催された3万人を動員したコンサートでダンサーを率いパフォーマンスを披露していたファレル、観客から光るリストバンドを投げられ、危険な行為と注意したものの、それが止まらなかったため途中でステージを後にするかたちとなった。

会場となったジェッダにあるサウジ・コーニッシュ・サーキットでファレルは観客席に向かいこう話していた。「今ここは世界で最も活気に満ちた都市だけど、安全第一でいなきゃね」「皆が興奮しているのはわかるし、手首につけている小物やライトなど、何でも投げ込みたくもなるんだろう。けどそれをしてはいけない、女の子たちがダンスしているし、僕もここにいる。僕は女性を愛しているが、君たちはどうなんだ?」「僕らは女性を守らなきゃいけない、だから彼女たちにライトを投げたいなら、別の方向じゃなきゃだめだ。ステージに向かってじゃない。僕の言っていることがわかる?」

その後ファレルは「このバカみたいなリストバンドを取って、空に向かって投げよう。3つ数えるから、それで終わりだ」と続けるも、従わない観客がいたことで、「オーケー。これで終わりだよ」と言いステージから去っていった。

最近はハリー・スタイルズ、ピンク、テイラー・スウィフト、ドレイクらがステージでのパフォーマンス中に観客から物を投げられる事態に見舞われており、ビービー・レクサに至っては、ニューヨークでのコンサート中にスマホを投げられ顔に直撃、目に黒アザができる事件となっていた。ちなみにピンクはロンドンで開催されたフェスティバル「BSTハイド・パーク」のステージである観客から母親の遺灰を投げられている。

一方アデルはラスベガスのレジデンシー公演で観客にこう呼びかけていた。「ステージにものを投げたりしてエチケットを忘れた人たちがいるのは知っている?見たことある?」「できるものなら私に何か投げてみなさいよ」「アーティストに物を投げるのは止めること!」

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