響けエンジン!自慢の発動機70台集結 愛好家らが23日、大田原で運転会

展示予定のクボタ製発動機と伊藤さん

 【大田原】主に昭和初期から中期に製造され、農作業などに用いられた「石油発動機」の運転会が23日午前9時から、中田原の勝田屋記念会館駐車場で開かれる。「那須石油発動機愛好会」主催。新型コロナウイルス禍の影響で5年ぶりとなる。

 会員20人が所有する自慢の発動機約70台が集結し、独特のエンジン音を響かせる。開会後、一斉にエンジンをかける始動式を行う。

 同愛好会大田原地区代表の伊藤和夫(いとうかずお)さん(91)=紫塚4丁目=は、戦後間もない1948年に製造されたクボタの発動機など3台を展示する予定。「石油発動機ならではの重低音や白煙、懐かしいにおいを楽しんで、昔の記憶を思い起こしてほしい」と来場を呼びかけている。

 午後2時まで。入場無料。(問)伊藤さん090.9679.3007。

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